日本テレビの水卜麻美アナウンサーが、6月1日付で3階級特進の「チーフスペシャリスト」に抜擢されたのは記憶に新しい。しかし、その直後、24時間テレビの寄付金着服問題に関する謝罪で想定外のバッシングを浴びることになった。

6月20日放送の「ZIP! 」で、水卜アナは番組告知とともに、昨年発覚した系列局幹部による寄付金着服問題を謝罪。涙ながらに頭を下げた。しかし、視聴者からは「水卜アナが謝罪する筋合いなのか」「責任者は日テレ上層のはず」といった批判が殺到。謝罪は水卜アナの想定を超えるバッシングを招いてしまった。

バッシングの背景には、水卜アナの謝罪に対する違和感と、24時間テレビへの不信感が挙げられる。水卜アナは問題に関与していないにもかかわらず、謝罪を強いられたことに、視聴者は疑問を感じた。また、長年続く24時間テレビへの不信感が、水卜アナへのバッシングにつながったと考えられる。

チーフスペシャリストとして、組織を代表して謝罪することは水卜アナの責務と言えるだろう。しかし、その謝罪が想定外のバッシングを招き、自身のキャリアにも影響を与えかねない状況に葛藤している様子が伝わってくる。

水卜アナは、謝罪とバッシングという試練を乗り越え、チーフスペシャリストとしての責務を果たしていくことができるのか。今後の動向に注目が集まる。

取材を進める中で、水卜アナが本格的に子作りを意識し始めたという情報も得られた。夫である俳優の中村倫也の子供好きは業界でも有名で、24時間テレビの謝罪とバッシングが、水卜アナのキャリア観だけでなく、人生観にも変化をもたらした可能性がある。

今年の24時間テレビのキャッチフレーズは「愛は地球を救うのか?」。水卜アナにとって、そして24時間テレビにとって、この問いかけは重い意味を持つ。果たして、24時間テレビは視聴者の信頼を取り戻すことができるのか。今後の展開に注目したい。