ADV君とのダークツーリズム: 神奈川県横須賀市湘南鷹取3-520(鷹取山) | ゑびすたろうのブログ

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さてと本日は、昨日に続きADV君と実施した神奈川県横須賀市に点在するダークツーリズムスポット探索の最初に向かった場所のお話。

神奈川県横須賀市内の第一ターゲットは、住宅街の真ん中にある、

こちらの『鷹取山公園』でっす‼️

まぁ、一見普通の公園のように思えるのですが、まずは神奈川県横須賀市が地理的にどのようになっているところから説明しないといけませんよねぇ〜っ ┐(´∀`)┌


今回訪れた神奈川県横須賀市の状態を『国土地理院』より提供頂いている『赤色立体地図』にて確認してみると、

平野部はほぼ湾岸部となっていて、半島中央部(衣笠周辺)の平野部も表示しているスケールでは平野部のよう見えますが、クローズアップすれば高低差のある場所だということが分かるのですが、今回は横須賀市の『湘南鷹取』なので、その辺りをクローズアップしてみると、見事なまでに火山噴火で堆積した凝灰岩を削り取り住宅地として平坦化させてはいますが港湾部はほぼ埋立地なので、その昔にそこそこの数の部落があったとは思えず、

1870年代(明治初期)の地図で確認してみると、

人が住んでいる気配もなく、私が探訪する『白山神社』すらないので、昔は現在のように安易に人が住める場所ではなかったことが分かりました。


なんてしっかりとしたこの辺りの前説を終えた後は、ADV君と午前中最初の探訪場所から肉体運動案件となったことに笑いながら緩やかだけどやたらに長くスロープを上がり、

坂の途中から見える『田浦』沖のとうきょうわんがみえたりしましたが、残念なことにそんな事くらいではテンションが上がらない二人はその後も続くスロープを登り続け、

登りはじめてから健脚な二人を待ってしても15分以上かかるスロープを何とか克服し、ようやく公園入り口に到着‼️

公園入り口に周囲にはこの辺りで採れた『鷹取石』の採石跡のような工業的な採掘跡である垂直な加工面を持つ箇所も多く、何やら歩きづらそうなナチュラルな階段もあり、ちょいと思案〜・・・

それにしても垂直な石壁には無数の穴が空いていて、これは間違いなくウマシカなロッククライマーが開けたものなのでしょうねぇ〜 ┐(´∀`)┌

取り敢えずまずはここまで来たら一番高い場所に行かなければ意味がないと言う二人の合意の元、何やら中途半端な高さにある展望台を目指して見ることに・・・

展望台へ我々を誘う看板はどう見ても小学生のお手製の看板で、ちょいとホッコリしますが、

看板の先に現れたのはこんな感じの面妖な石段で、私的には全く歩幅の合わない低い階段を200段ほど登らされて着いたのが


今回訪れた『鷹取山公園』で一番標高が高い鷹取山山頂‼️

六角形で構成される展望台の端には手すりの上にさらにフェンスが設置されており、

御約束の看板がついていて、過去に自殺者が居たのかちょっと調べましたが該当事件は存在してないようでっす ┐(´∀`)┌

ここからの景色は意外と良くて、

改めて今回訪れた横須賀市や同じ地形を有する三浦市の人工像が不可な理由を感じることができました。


こちらは展望台ができるまでの展望スペースまで行く為の通路で、

現在では入ることができませんが、よく見ると手すりが酸化し崩れていて、

崩れた手すりが無造作に遺棄されている辺りはさすが横須賀市といえるところですが、

やはりここにもウマシカ野郎は存在しており、『危険 立ち入り禁止』の間難波の向こうの垂直の壁を使ったロッククライムが行われているようで、私的には全く興味がないので落ちてどうなろうがどうでも良いのですが、

横須賀市のページには昨年の5月に転落した事故が発生しているので、

他の方に迷惑がかからないように楽しんでいただけたらいいなぁ〜と思います ┐(´∀`)┌


展望台を後にした我々は.今回のメインであるモノがある場所に向かって行動を開始‼️


途中、四角いトンネルなど人工的に造られた箇所を見たのですが、やはりそこらじゅうの壁に『ハーケン』の跡があるのはガッカリもの・・・

歩くこと10分少々、ようやく今回のメインである『磨崖仏』の案内板をADV君が発見して目標までの方角が間違っていない事を再確認して、ラストスパート‼️

としたかったのですが、10分以上進むがまるで景色が変わらず、かなりアップダウンの通路を歩いているので

ちょいと肌寒かった当日でしたが発汗現象も発生して、

ADV君はジャケットを脱いで探索するに至りました ┐(´∀`)┌

獣道のような山道を20分以上歩き、ようやく辿り着いたのがこちらの『磨崖仏』‼️

こちらはこの仏像の説明版で、私は事前に調査していたので読むことはありませんでしたが、ADV君は何やら真剣に読んでおりました ┐(´∀`)┌

それにして私も初めて見る事もあり、予想以上に大きい事に感心したのですが、

やはりこの石仏の各所にもハーケンの跡があり、日本人としての最低限のモラルやマナーがない奴が本当に増えてるんだなぁ〜と思う今日この頃・・・

因みにこの場所は、テレ朝系のドラマ『時効警察』の最新作の『時効警察 はじめました』の本放送前の2019年9月29日放送の『時効警察・復活スペシャル』で、


主人公の霧山秀一郎(オダギリジョー)や三日月しずか(麻生久美子)が

事件の詳細を知る者を追い込む場所として使われてましたねぇ〜・・・


その石仏の横には、ちょいと通常生活ではお目にかかることのない細い垂直の切り立った壁に囲まれた路地があり、

そこを通り抜け裏手に出てみると、やはり壁一面にハーケンの跡があり、

『岩登り禁止』の看板があるにも関わらず、

新たな『ハーケン』の跡があるのは、

やはりどんな世界にも『自己肯定感』や『承認欲求』が強すぎるウマシカ野郎が多い証拠でもあるわけで、本当に『嘆かわしい』の一言に尽きます‼️


ちょいと残念な場所でもありますが、『磨崖仏』はなかなかの出来なので、鷹取付近に来る用事がある方は是非見てみてください。


但し、かなり体力が必要なのでそのつもりで・・・


続く。