ゑびすたろうのラーメン紀行・富山県富山市山室130-9 ラーメン山容 | ゑびすたろうのブログ

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本日は昔の富山市内のラーメンの味を今でも頑なに守る、老舗ラーメン屋さんのお話。


私は流行りのラーメン(もやしが堆く積まれる呪文を唱えるラーメンや豚骨や背脂等)のラーメンにはまるて触手が動かず、やはり昔からの『支那そば』系のラーメンしか食べないのはこのブログで何度も書きましたが、昔の富山市内には老夫婦が営む支那そば系のラーメンしか出さない古くて小さな店が沢山あったのですが現在は本当に無くなってしまい、都会で流行るパチモノラーメンと土方や港湾労働者向けの塩辛いだけで味もへったくれもない『富山ブラック』がメインの悲しいラーメン文化圏・・・


そんな悲しいラーメン文化圏の富山県内で私好みの支那そば系のラーメン屋さんを探すのが私の富山でのテーマとなってる訳で、今まで数軒このブログで紹介しましたが、やはり紹介したお店はいずれも少々新しめの店舗 ┐(´∀`)┌


『何処かに昔からやってる古い店ねぇかなぁ〜っ』と調べてみても、なかなか思い通りの店舗を見つけ出す事が出来なかったので、昔そこそこ栄えていたものの現在は新しい道路が出来て廃れてしまった路を調べ、GoogleMapのストリートビューを使い探し出したのが、今回紹介する『ラーメン 山容』さんでっす‼️


まずは店舗外観ですが、こんな感じ・・・

伺った時間は開店10分前でしたが、とても営業している様な雰囲気は微塵もなく、

通称『軒先テント』も経年劣化で破れていて、店の名前も分からない・・・


二度と点灯することのない電光掲示式の看板と何が植わっているかわからない青々しい花壇や

看板はしっかりとあるものの、

薄暗い店内とガムテープで養生されたガラス窓等、

何一つ取っても廃業しちゃったんじゃないかと思っちゃいますが実はしっかりと営業していて、この日の最初のお客さんとなりました (๑>◡<๑)

お店はお婆ちゃんと多分その息子さんの二人でやられていて、息子さんが調理担当で、お婆ちゃんがフロア担当という分担のようで、サクッとお水を持って来てくれたお婆ちゃんにオーダーを通しました。


店内は今から30年前くらいにはよく見かけた住宅と店舗が一体型のスタイルで、

最盛期にはこの和室もテーブル席となっていたのは容易に想像がつくのですが、今は完全にバックヤードとなっている様です ┐(´∀`)┌


年季の入った神棚や熊手、



二卓しかない4人がけテーブル席や

今では見る事がない来店時に客が手を洗う入口そばに昔の飲食店には必ずあった今でも現役の超小型の丸型シンクは、ちょいと感動ものです (๑˃̵ᴗ˂̵)

ちょいと時間はかかりましたが、結構お歳のお婆ちゃんがカウンター越しに息子さんから受け取ったのがこちらの

『醤油チャーシュー麺』と

『オムライス』 (๑>◡<๑)

因みにこちらが壁に貼られたメニューで、


『チャーシューラーメン』は680円、『オムライス』は550円と驚異のお安い価格でございます・・・


問題のお味の方は、ラーメンは富山で昔よく食べた鶏ガラベースの支那そばで、チャーシューも自家製で柔らかくて最高〜っ ╰(*´︶`*)╯♡


オムライスもかなりの量のケチャップが使われていてかなりしっとり目ですが、とても美味しい逸品でした (๑・̑◡・̑๑)


私のオーダーをこなした後におじちゃんが暖簾を出して、ようやく開店の体裁が整いました。

久々にタイムスリップした様な富山市の昔のラーメンを味わう事が出来て本当にラッキ〜っ‼️


お婆ちゃんに『お店を始めて何年経ちますか?』と尋ねたら、『50年以上なんだけど詳しい事は忘れたわっ』と笑いながら答えてくれました ( ^ω^ )

今でも地元の常連さんたちが沢山訪れる隠れた名店である『ラーメン 山容』さん・・・


次回の富山訪問時も必ず寄らせてもらいたい思っております‼️


まぁ、富山滞在中に三度も通ったので、しっかりと顔を覚えてもらったので、

次回訪問する時が楽しみでっす (๑˃̵ᴗ˂̵)