初春文楽公演第一部 | やじのブログ

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残された人生を精一杯生きる。
残り3ヶ月と宣告されてもう8年。

初春文楽公演の第一部に行ってきました。
第二部は1/7に観に行ってきています。
 
以前は一部と二部が公演期間の前半と後半で入れ替わったのですが、
(通し狂言の時は入れ替わりません)
今は入れ替わりがないので、ちょっと不便になっています。

ちらし


このポスターは関取千両幟の一場面。
近鉄難波駅にある大きなポスター。
(右端に人が立っているのですが、それと比べてみてください。)
関取猪名川の髪を女房おとわが撫で付けている場面です。

今日の公演では猪名川を遣うのは吉田玉男。
そして女房おとわを遣うのは吉田蓑助です。

今日の公演の演目は
新版歌祭文:座間社の段、野崎村の段
関取千両幟:猪名川内より相撲場の段
釣女

関取千両幟は八代豊竹嶋大夫引退披露狂言です。

国立文楽劇場へは近鉄電車で。
途中平城宮跡を横切るのですが、その車窓から大極殿。

大極殿



公演15分前に、初春文楽公演恒例の三番叟。
浅黄幕の前で、黒子さん一人で遣います。
多くのお客さんはこれが行われているのをご存じないようです。

公演前三番叟



劇場のロビーでは何やらテレビカメラも出て取材中。

取材



新版歌祭文の後に食事休憩。
ロビーの売店で「ゐざさ」の柿の葉ずしを購入です。
8個いりで4個が鯖、4個が鮭です。

実家は柿の産地で、海が無いので魚は酢で締めた鯖しかなく、
自宅で柿の葉すしを作っていました。
秋祭りが近づくと必ず。
柿の葉を取ってきて一枚一枚ぬれタオルで拭くのが子供の役目。

文楽人形(義経千本桜の道行初音旅路の静御前)と一緒に。

柿の葉ずしと文楽人形



ロビーにある国立文楽劇場カレンダーの宣伝。
去年に購入済みですが。

文楽カレンダー



新大夫引退狂言の関取千両幟。
そうか、嶋大夫もう引退か。
越路大夫、十九大夫(不祥事での引退)、源大夫、住大夫と、
多くの引退を目の当たりにしてきました。
多くのお弟子さんが一緒に出演されていましたね。

最初に語り床に嶋大夫、寛治、呂勢大夫が並び、
呂勢大夫が引退の口上。

途中、寛太郎(寛治さんの孫)が三味線を曲弾き。
拍手喝采を浴びていました。

そして劇が終わると、嶋大夫だけが床に残り、
引退の挨拶。

これで、現役の人間国宝の大夫が居なくなりました・・・

次回の公演は文楽鑑賞教室。

文楽教室




鑑賞教室は中学生、高校生が多くて五月蝿いんですよね。
二日だけ社会人のための、ってのがあるので、それを狙います。


芝居が終わって、夕食を食べて帰ります。
前から気になっていた文楽劇場すぐ東にある「うどん屋麺之介」。
ごぼう天うどんがおすすめということで、それをオーダー。
ごぼう天というと、牛蒡の入ったさつま揚げと思っていたら、
ほんま、大きな牛蒡の天麩羅が乗っていました。
でも、期間限定のカレーうどんも美味そうでした。

うどん屋麺之介

ごぼう天うどん