明治維新発祥の地五條市 | やじのブログ

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残された人生を精一杯生きる。
残り3ヶ月と宣告されてもう8年。

五條市は明治維新発祥の地といわれているようです。

文久3年(1863)8月13日、尊王攘夷の断行を祈願するための大和行幸が朝議で決まりました。当時、京都の政局は尊王攘夷派が握っており、一部にはこれを機に一挙に討幕をはかろうとする動きがありました。この機を伺っていた討幕急進派の中山忠光、吉村寅太郎、藤本鉄石、松本奎堂らが皇軍の先鋒となるため、翌14日京都を発ち、千早峠を越えて当時幕府の直轄地であった五條に入りました。
 8月17日、天誅組志士はいっせいに挙兵し、五條代官所を襲い代官鈴木源内を殺害、櫻井寺を本陣として五條新政府を号し、討幕の旗をあげました。ところが翌18日、朝議は一変して攘夷派が敗れ、大和行幸は中止。ここで天誅組の義挙はその大義名分を失ってしまったのです。

その五條代官所は現在の五條市役所なのですが、
焼き討ちされた代官所の代わりに代官所となったのが、
裁判所の東にある史跡公園。
いまはその長屋門だけが残されていて民族資料館になっています。


やじのブログ-長屋門

門の前には栴檀の樹があります。
栴檀の和歌が万葉集に載っています。
「妹が見し 棟(あふち)の花は 散りぬべし
 我が泣く涙 未だ干なくに」 (山上憶良)

この棟が栴檀のことです。

やじのブログ-栴檀
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史跡公園内に蒸気機関車が置かれています。
市民の投票で「金剛ハロー号」というそうです。


やじのブログ-金剛ハロー号1 やじのブログ-金剛ハロー号3
やじのブログ-金剛ハロー号車輪 やじのブログ-金剛ハロー号2

史跡公園の南側には立派な石積みが続いています。

やじのブログ-長屋門石垣

すぐ北側を和歌山線が走っていて、1時間に上り・下りそれぞれ一本しかない電車なのですが、たまたまやってきたので一枚パチリ。

やじのブログ-和歌山線列車