奈良国立博物館 | やじのブログ

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残された人生を精一杯生きる。
残り3ヶ月と宣告されてもう8年。

今奈良国立博物館では特別展が行われています。
「聖地寧波 日本仏教1300年の源流~すべてはここからやって来た~」


http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2009toku/ningbo/ningbo_index.html


上のリンクから展示品のいくつかを見ることができます。


日曜日にもかかわらず、観覧者はそう多くなく、
やはりこの博物館が賑わうのは正倉院展くらいですね。




やじのブログ-奈良国立博物館  やじのブログ-奈良国立博物館入り口


博物館の前には蓮の花が咲いています。

やじのブログ-蓮の花1  やじのブログ-蓮の花2


チラシは二種類あって。


一つは京都泉涌寺の観音菩薩坐像の写真。

やじのブログ-パンフ1表  やじのブログ-パンフ1裏

もう一つは大徳寺の五百羅漢図とこの博物館所有の十王図の写真。

やじのブログ-パンフ2表  やじのブログ-パンフ2裏


鑑真和上が栄叡と普照によって日本に戒律を伝えるように依頼され、何度も渡航を計画しました。
鑑真は唐でも有名な高僧。政府は渡航を許しません。そのため密航を企てます。
一度目の計画は弟子の僧のイザコザが原因で事前に計画が漏れ、失敗。
743年に二度目の計画で、中国を離れようとしたとき、長江の河口で大嵐に遭い、
鑑真ののった船は南方へ流され、「寧波」近くの島に漂着し、寧波の阿育阿育王寺に滞在したそうです。

中国が宗や明の時代、日本の藤原氏や鎌倉幕府、室町幕府はこの寧波を通じて、
中国と交流をしていたそうです。


その影響を強く受けていたのは禅宗。
臨済宗の栄西、曹洞宗の道元などが、この地を訪れているようです。

あと、元寇のおり、この港から元の大軍が日本に向けて出発したということです。