母性 (新潮文庫)amazon.com
「母性」 湊かなえ
とりあえずネタバレ無しで書きます。
タイトル、帯の「事故か、自殺か、殺人か。」、そして表紙写真のオフホワイトのレースが施されたワンピース。
不思議なミスマッチ感があって思わず購入・・・・・・・・・・したけど、読み始めるまで時間がかかり「事故か・・・・」の帯の内容を忘れて読み始めた。
なのにいきなり冒頭でそれを思い出させられた。
導入から「ちゃんと読めよ」と首根っこ掴まれた感じだ。
作品は「母性について」「母の手記」「娘の回想」そして短編詩の構成で行くのだが、最後の解説にも書かれていた様に「母の手記」でのは母自身の一人称が「私」で、「娘の回想」では「わたし」とひらがななのだ。
その辺はある程度どうって事は無いかもしれないが、後々その表現と言うか何でこだわったのかが「そこかよっ!」ってポイントでわかった気がしたのは、やられた感満載、思わず前に戻って確認しちゃった(笑)
全体的に静かに物語が流れて行く感じで、完全に絵が浮かんだ状態で読み切ってしまいました。
穏やかなミステリー、面白いです。
