ブルアカの世界観を解読する | Ноль минус пять минут

ブルアカの世界観を解読する

わかっちゃった。

わかってしまいましたか(気のせい)。


キヴォトス世界の人間は、美少女のほかに柴犬や猫とロボットしかいなくてどうやってキャラは生まれてくるのか、両親は居るのかについてですが、普通に考えれば世界の意思で必要とされる時に「設定や周囲の環境、記憶ごと生まれる」んだと思います。

ただし、物理法則のように物語の因果関係に支配されているので、それまでの設定に反することはできない。


生物が生殖を行うようになったから個体としての死が発生したのであって、生物的な死が存在しないキヴォトス世界では銃で撃たれまくっても爆破されてもヘリでお迎えがきて保健室送りになるだけで、ヘイローを破壊されて意識が戻らなくなることが「死」とされていることからも生物的な死はない→生殖行為は行われていないと思われます。


我々の住んでいる物理現象の世界をレイヤー0、人間の認知する世界すなわち「先生」の世界をレイヤー1として、キヴォトス世界は何者かが作り出した仮想世界のレイヤー2ということです。

レイヤー2にあたるキヴォトス世界は我々の世界から作り出されているので、細部までよくにていますが、作り込まれた部分以外の世界は存在しません。

キヴォトスの人々には恋愛や異性、えっちなことについての知識はあって願望はあっても、その先は考えようと思わないの。

スイーツには興味あってもフランスについては興味がない。

シグ・ザウウェルの銃がやけに多いけど、どこで作ってるとかについては深く考えない。

武器もスイーツもレイヤー1の世界のものを模して『製造』される。

化石だって地層だって、宇宙空間だって何者かに設定されればこの先生まれてくるかもしれない。

レイヤー1にあるものは何者かによってだいたいレイヤー2のキヴォトス世界にも再現されているけれど、まだ『実装』されていない要素などは図書館の本には書いてあるのにキヴォトスには存在しないことがあったりするんだと思います。

また『先生』の数だけ並行世界が存在して、キャラクターも先生の数だけ複数存在しており、たまに遭遇して同キャラ同士で戦闘になったりもするけれど、この世界はそういうものなのでキヴォトスの人々は不思議とも思わない。


レイヤー0世界も、宇宙は光より早く膨張しているので人間は外側に出ることはできないし、レイヤー0には存在していてもレイヤー1にはない=人間に認知できない領域というのはあります。

レイヤー1に属する我々の世界の人間にも「世界は神による天地創造のときに地層や化石ごと作られた」と信じている人もいるので、何らおかしいことはありません。

実際、物理的な証拠ごと作られたと主張されるとどんな根拠を示しても論破できません。

楽園の存在証明。

水着も下着だと思えば下着なんです♡

ということです。

どうよこのゲームの実態と全く矛盾しないメタ世界観。

これで完璧。


先生が世界にこの先生まれてくるものを決める。

ブルーアーカイブはフィリップKディックや山本弘作品のようなすごい認知SFかもしれないですね。