悪しき習慣に思う⋯
自分で判断して行動したい！
歌舞伎座で思った
2つのこと
その１
エスカレーター２列立ち止まり乗り
埼玉県で数年前からエスカレーターでは歩かないで２列で立ち止まろうキャンペーンを始めた。
ポスターやステッカーが各駅に貼られている。
私も常々同じことを思っていたから期待した。ところが何年たっても変わらない。
夕方通勤時間にはホームに長い１列ができる。
最近私は、この混雑する時間帯には最初の一人になる勇気を出そうと努力している。
たまに私以外の誰かが最初の一人になって２列ができていることもある。
前より少しは変わっているか？
駅員が一言、 電車が着いた時アナウンスすればだいぶ変わると思うのに⋯
昨日の夜の部の歌舞伎座で驚いた。
エスカレーター前に
ものすごい行列が出てきて店の奥の方まで繋がっていた。
見ると１列で乗っていて、
歌舞伎座は年配者が多いから
歩く人はいない。
（時間の無駄！２列に立って！）
私は前に進み出て、右側に立つ先頭者になりたかったけど余りに後ろすぎた。
歌舞伎座のこのエスカレーターには、
いつも警備員がいて
「２列でお乗りください」
と繰り返し声かけをしているから いつもぎっしり２列で立っているのに、どうして？
警備員に声かけしてもらわないと
いつもの悪しき習慣にもどってしまうんだ！
どうして自分で判断して行動できないんだろう？
そんなことを思っていると、警備員が２人左右に立って声かけするようになり、
やっと２列になった。
その2
混んだ喫茶店の相席
歌舞伎座に喫茶店がひとつしかなかったが、最近 新しく一つできて２つになった。
前からあるエスカレーター下の喫茶店はいつもほぼ満席。
歌舞伎の一部二部を見る時
早くついて喫茶店に入ったが満席。
でも二人席に一人で座っている人が多くて一つは空いている。
私はある人に声をかけた。
「相席させていただいてよろしいでしょうか？」
「どうぞ」
とすぐ気持ち良い返事があった。
そういう声掛けする人はいなくて、
みんな諦めて入り口で立っている。
向かいの人が去った時に
席のない人に「よかったら相席どうぞ」と声をかけたら
ニコッとして座った。
私は学生時代、喫茶店でアルバイトをしていた。モーニングサービスで混み合う時には、店員の役目だと思って
相席をお願いしてお客さんを席に案内した。
新しくできた食事兼喫茶の店も１人で座っている人が多くて、キョロキョロ座りたそうにしているのに声かけしない。
店の人も気が利かず
知らん顔。
私はそこで友達と待ち合わせをしたから
「相席させていただいてよろしいでしょうか？」と声をかけて了解を得て座れた。
なぜ日本人はもっと声をかけたり、よかろうと思う方に自分で判断して行動しないのだろう。
それを隣で見ている子どもは
同じ大人になっていく。
それでいて 顔や名前を出さないSNSでの誹謗中傷は、
際限なく、酷い内容で人を貶めていく。
どうしてだろう？
どうしたら変わるのだろう？
こんな えらそうなこと、書けても
実際にはなかなか勇気が出なくて行動できずに、情けないなあと思うことが多い。
でも少しずつでも勇気を出して行動しようと思う。
もう譲られる年だが優先席 譲ろう
エスカレーター右に立つ1人目になろう
相席どうぞと、自分から声かけよう