ネットの書き込みは匿名にならない | 福岡の弁護士 矢口耕太郎のブログ

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こんにちは!矢口です。

渡辺直美さんがツイッターでの誹謗中傷をきっかけとして、心を痛めて休むということが記事になっていましたね。

今週の月曜日に
主に2ちゃんねるをメインとして、名誉毀損的な発言の削除と発信者情報開示についての研修を受けてきました。

自分が誰か分からないようにする(匿名にする)と、人間は攻撃性が増すと言われています。

インターネットの、ツイッターや2ちゃんねるでは、一見して匿名での発言が出来そうです。

しかし、実はインターネットの書き込みは匿名にすることはできません。

匿名での手紙より、はるかに明らかな痕跡が残ります。

インターネットの書き込みをすると、IPアドレスとプロバイダの情報によって誰が書き込んだのかを見つけることが可能なのです。

ですから、本当は「ちゃんと調べられたら分かるかもしれないけど、それでも構わない」と思って書き込みをしなければなりません。

このことをあまりご存じでない方が多いと思います。

「偽名で登録しているし、大丈夫だ!」なんて考えて、人を傷つける発言を繰り返していると、いつか思わぬしっぺ返しが来るかもしれません。