3.マタギ狩猟用具
八木沢のマタギ熊槍(村有形民俗文化財指定)
穂先:37・8㌢・柄:2㍍ 近世後期。断面は三角で溝があることから「三角槍」とも呼称し熊猟で用いられた。新潟県村上市三面(旧朝日村)の鍛冶屋で作られたと推測される。旧朝日村三面マタギや信州秋山郷、秋山マタギが所持した槍と酷似し秋田県で造られたものではない、大型の熊槍で根子の旅マタギ、佐藤長吉マタギ(根子 善兵衛組頭の孫)が所持したものとされる。

八木沢民俗文化財指定「マタギ熊槍」
※敷皮はアオ、生き物の調査で五十目村(元五城目)の奥地を調査した際に沢添えでアオの亡骸があった、野生動物に捕食され無残な姿、冬毛のアオの毛皮を明治、大正、昭和初期のマタギは狩りで身に着けていた。※ アオ(カモシカ)はマタギ言葉
・江戸期以前からの狩猟用具「マタギ小槍」は決定的な根源の証しである

マタギ小槍(全長122、穂先13、柄116㌢,材質はサビタ)
所有者:佐藤良美
根子マタギ善兵衛組頭の子、佐藤七左衛門マタギが所持したとされ、近世初期から中期のものと思われる最も古い槍で穂先の形状からしても江戸期、秋田で製造されたものではない。柄にはカキ渋が塗られ柄の腐食と強度を保つ昔のマタギの知恵であった。槍の穂先が極端に擦り減っていることからして、相当「熊狩り」で用いられたと推測、マタギ熊槍と同様に近世中期、村上市三面(旧朝日村)の鍛冶屋で造られたと思われ三面や信州秋山郷、秋山マタギが所持した槍と酷似、八木沢集落に移住以前から越後のマタギ等との交流があったと推測し槍は江戸期中期以前と検証される。
4. 江戸後期、根子から移住した八木沢の長吉・長松兄弟の屋敷跡









