都知事選について | ヤギーのブログ

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気ままにEntryしてゆきます。

都知事選が始まって、もう10日が経とうとしている。

これまでの経緯を自分なりに「端から」見てきて感じたことを書いてみようと思います。

まず、メディアの報じ方としては最初から一貫して3つ巴(鳥越、小池、増田)での戦いという姿勢が変わっていない。

その中で、鳥越氏の女性スキャンダル、小池氏の裏金問題と裏に陣取る組織の存在、ドロドロの泥仕試合の様相を呈してきている。

と同時に、東京都知事が2代連続「政治と金の問題」で任期半ばで辞任しての選挙という前代未聞の状況が世間の関心を集めているようで、現地の東京だけでなく、全国から高い関心が寄せられているという報道が続いている。

僕もFacebookで友人からメッセージをもらったり、職場の同僚にも話を振られたり、地元にいる親との電話での会話でも都知事選の話が出たりと、実際多くの市民が関心を寄せているということを、自分の近い人の言動から感じることが多い選挙。

で、ここからは僕の見方を書いていく。

まず、今回の都知事選は舛添氏の「政治資金の私的な使い方」ということで、連日多くのメディアが報道し、徹底的に叩き、都知事辞職に追い込まれたという経緯がまずある。その前の猪瀬氏の辞任の仕方も、同じような流れだった。多くの都民がうんざりしているし、怒っている。

しかし、まさか多くの人が忘れてはいないだろうけど、この二人を選挙の時に誰よりも強く支援していたのが現政権与党の自民党・公明党だった。

この状況で自民・公明の推薦候補といって出ても、失われた世間の信頼を取り戻すには明らかに分が悪い。そこで、表向きには増田氏という、知名度がほとんどない当たり障りのない男(失礼)を自民・公明の推薦候補として出させ、その対抗馬として、「TVカメラの前で」都議会自民党の推薦を蹴った小池百合子が(表向きには)無所属で今の自民党を中心とした「都庁の既得権と戦います!」という今の世論が同調しやすい「体」で出た、ということだと思っている。

つまり、この一連の流れ(ひょっとしたら舛添氏下ろしのタイミングから)はシナリオが最初から出来ていたものだと推測している。

もちろん、これはあくまで僕の個人的な推測だが、小池百合子が本気で都庁の既得権と戦うというのなら自民党を離党すべき。ここに注目してほしい。彼女は自民党籍をまったく離れていない。

でも、小池百合子の穏やかで、演説がうまくて、しっかりとした芯がありそうなイメージは30年以上も国会議員を続けてきた人物らしい「言いようのない安定感」を確かに持っている。選挙の時くらいしか政治に目を向けようとしない多くの都民は、このイメージにコロッといかされそうな気もしている。

ただ、僕から見ると今の小池百合子は完全に狸。政見放送を見てみたが、「あ、書かれたシナリオ通りに演じているな」と思った。

あの目と同じような目をした人を僕は知っている。「原発」都民投票の活動をしていた時に知り合った一人の初老の男性。これ以上は、さすがに言うつもりはないが。

ただ、これは僕の直感。信じるも信じないも、あなた次第。

じゃあ、ヤギーは誰に投票するんだ?という問いが、もしある場合について。

鳥越俊太郎、、、、もう、100%納得しているわけではないが、ほぼ間違いなく彼に入れる。

鳥越氏に対しては言いたいことは山ほどある。もしかしたら小池百合子以上にあるかもしれない。

でも、あえてここでは書かないでおく。色々なことを多角的に考えた時に、今回の候補者の中で彼以上に「マシな」選択肢は見つからない。

2012年に都知事選に立候補→落選してから、支持者と定期的に都議会を傍聴し、都政の勉強会を重ね、様々な選挙の市民派候補の応援に入り、本当に草の根の社会運動を大切に実践してきた「うつけん」こと、宇都宮けんじが立候補していないのが残念でならないというのが正直なところだが、そのうつけんの3度目の立候補を辞退させた「重み」と「責任」を感じて欲しいとは思っている。

うつけんとはこんな人

また長くなってしまいました、これが今回の都知事選における僕の思うところです。

今回、都知事選には21人が立候補しているが、政見放送だけでも多くの候補者の主張を見てみたらいいと思う。

バラエティーに富みすぎていて、、その辺のバラエティー番組を見るよりよっぽど面白いと個人的には思うのだけど、それらを踏まえて一番に感じるのは「完全に100%おかしなことを言っている人は一人もいないな」ということ。

Youtubeで基本的には全ての候補者の政見放送が見れるので、お時間あるときにぜひ。