本日、回送運行許可(いわゆる「ディーラーナンバー」)に関する、許可証の交付及び番号標貸与申請書を札幌運輸支局に提出してきました。
回送運行許可とは、車検切れの車両でもあるナンバーをつけて公道を走行できるようにする許可です。
区役所でもらえるのは「臨時ナンバー」といい、これは車検切れ車両を走らせる都度申請しなければなりません。
これに対し、回送ナンバー(ディーラーナンバー)だと、いちいち申請する必要はなく、ナンバーを店舗に置いて、その都度走らせる車両につければよいことになります。
非常に便利なディーラーナンバーですが、取得するにはなかなか厳しい要件を満たさなければなりません(これについては後日書きます)。
さて、取得するには大変なナンバーなわけですが、実は取得してからも大変です。
まずは許可自体に期限があります。
これはちょっと特殊で、「取得してから〇年」というものではなく、一律で更新年が決められています(今回は確か平成22年から平成27年までです)。
つまり、平成22年に取得していれば更新までまるまる5年間ありますが、平成25年に取得すると2年弱で更新がくることになります。
次に、毎年許可証の返納と再交付、ナンバーの貸与申請があります(今日やってきたのはこれ)。
許可証の期限は1年間のため、毎年自賠責を更新して翌年分をもらう必要があります(旧許可証は所定期日までに返納)。
ナンバーは変わらないのですが、運輸支局に持っていって、存在することを確認してもらう必要があります。
他にも色々ありますが、一番厄介なのが、不定期でやってくる調査です。
運輸支局に呼ばれて、ナンバーの管理状況等を報告、質問に答えなければなりません。
管理状況はきちんと書式があり、ナンバーをいつ・誰が・何のために・どの車につけて・どこからどこまで走行し・いつ返ってきたか、などなどを使用した都度書かなければなりません。
これをきちっと書いていない車屋さんが結構いたりします。
そうすると、調査のときに過去の資料をひっくり返して作成しなければなりません。
とても大変です。
この調査は、ナンバー取得直後は毎年来たりするのですが、突然来なくなります。
そしてもう来ないかな?と安心していると、次の年に来たりします。
土壇場になって慌てないよう、日々管理状況を更新、チェックできるような体制を作っておきましょう。