ここのとこ恒例にしている、ダンナの両親との
年一回の「わが家のお気に入り宿」家族旅行
。
2008年「あせび野」
2009年「だいこんの花」
に続き、今年は、1月に泊まって感動した「三水館」。
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1月に来た時とはすっかり違う雰囲気のエントランス。
ダンナの両親も大の猫好きなので、
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入り口でクロに遭遇し、いきなりテンションあがりました[E:happy01]。
・・・が、この日のクロは元気がなく、
なでても微動だにせず、死んだように眠っていて
よく見るとあちこちに傷があり、
額の毛はところどころむしられていて
毛並みも悪く・・・
そして2時間後にお風呂あがりに見た時も
同じ姿勢のままでやはり動かず・・・
「もしかしたら具合が悪いのかな?」
と心配になったのですが、
翌朝、早朝に義母がお風呂に行った帰り
やはり同じ場所にいるのを見かけて喉をなでたら
「大喜びで甘えてきて
「もっと」「もっと」と鬼の催促。
きりがないので、やめてきた」
とのことで、ひとあんしん。
恋の季節だったんでしょうかねえ・・・
思えば1月に来た時は
この冬の最低気温更新という、厳寒日で
お風呂に入ったら露天に続く戸が凍って開かなくなってたものですが
5月はむせかえるような緑。
義母「夏の、黒っぽい緑と違って、今のが一番きれいだねえ」
冬にアップルパイだったお着き菓子は今は
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イチゴパイ。
サクサクで、あいかわらず美味しかったです。
お茶しながらだらだらおしゃべりをして、
みんな揃ってお風呂へ。
1月に来た時はびっしり氷で覆われていた露天風呂。
今回は仕切りの窓も全開になって、内風呂にも風が吹き渡り露天気分。
冬の、湯気がこもる温泉もいいですが、
開放感あふれる夏の温泉もいいですねえ。
義母とふたりきりでいろんな話をしながら、ゆっくりお風呂に浸かりました。
「うちにこんなお風呂があったら最高ですねえ」
という私に対し、、露天風呂のまわりの草を見て
「もしここがうちの風呂だったら、あの草とこの草をむしりたい」
とぽつりとつぶやく義母。
どんだけ働き者ーーーー
お風呂あがりはみんなでサロンに集合。
誰もいないのをいいことに、備え付けの冷水をいただきながら
くつろぎました。
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ひとり、庭を眺めてまったりする義父
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にはおかまいなしに、わいわいおしゃべりする私たち。
その後、義母を連れて館内一周。
3か所ある作家さんの器コーナーは、前に来た時から義母に見せたかったのですが
予想どおり、どれも義母のツボにぴったりきたらしく
「いいねえ」「洒落てるねえ」
を連発。
こういうところはやっぱり、女同士ならではの楽しみですね。
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蔵の間に続く階段。
こういう古い民家の雰囲気も、儀父母には懐かしかったようです。
そうこうしているうちに晩御飯の時間になりました。
晩御飯はこちらで。
翌朝、5時頃にお風呂に行き、
クロと心ゆくまで遊んできたという義母。
その頃やっとめざめた私はひとりでお風呂へ。
こちらも窓を開け放して入りました。
気持ちいいです。
お風呂からあがって部屋にもどりかけ、ふと後ろをふりかえると
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この席に、ちょこんとにゃん蔵が!
急いで義母を呼んだのですが、ぷいっと事務室のほうに消えてしまいました。
その場に居合わせたお客さん(前にお風呂でいっしょになった)に聞くと
その方のご主人がお風呂から出ると、にゃん蔵がとことこ部屋まで着いてきて
部屋で気が済むまで遊ぶと、勝手にドアを開けて出て行ったそうです。
まあ、一瞬でも義母に見せられてよかったです。
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朝食を終えた後はサロンに移って
セルフサービスでコーヒータイム。
部屋に戻って、チェックアウトの準備をしながら
そういえば、
ずっと聞こえていた水音はどこからだろう、と
窓の下を見ると
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これでした。
冬は窓を閉め切っていたので気がつかなかったけど
今回は窓を開け放して風を入れていたので聞こえたんですね。
鳥の声、蝉の声、水の音(それに時折義父の補聴器がハウリングした時のポー音が混じって)、
冬もいいけど、夏もいいなあ。
としみじみ思いました。