八月になりました。
今年は、早くから暑い日が、続き大変です。
写真は、近所のお寺の蓮の花、きれいですね。
チャップリンの映画に、「独裁者」という作品が有ります。
作られた当時、第二次世界大戦が、始まり、
ヒットラーやムッソリーニなどの独裁者、
日本は、軍国主義が、台頭していました。
それに対する、パロディと平和のメッセージの映画です。
「独裁者」がどうして生まれたのかというと、
その昔、農耕が、始まり、
その為には、土地が必要になりました。
土地を所有し、その権利を主張する、
その人たちが、集まり、村が出来、町が出来、
そして、国が出来、それを治める、王様が、生まれました。
みんなの事を思い、外国と仲良くする、王様なら良いですが、
欲に負けて、自分勝手な事をして、
国民を弾圧したり、外国と戦争をしたり、
そんな王様は、困りますよね。
エジプトのピラミッドや、秦の始皇帝の兵馬俑などを見ると、
凄いと思いますが、何で、こんなものを作らねばならないのか、と感じます。
今現在も、世界中に、「独裁者」がいます。
その独裁に、苦しんでいる人たちが、沢山いますね。
社会主義という、考えを、マルクスが、考えました。
産業革命の頃、資本主義が台頭し、
資本家が、利益を追求して、
庶民が、搾取されるという状況に、
利益を社会に、分配するという、
画期的な、考えでした。
しかし、実際に、いくつかの国で実行すると、
出来た国は、民主主義とは、かけ離れた、
悪い王様や軍国主義と同じ、
逆らう事を許さない、独裁国家になっています。
マルクスも、呆れているでしょうね。
チャップリンは、「独裁者」がヒットして、
欧米で、大変な人気でしたが、
戦後は、ひどい目に合っています。
それは、赤狩りと言われ、
社会主義者に対する弾圧が、アメリカで吹き荒れ、
その嫌疑から、アメリカを追われる事になってしまいます。
自由の国アメリカという、イメージがありますが、
アメリカでさえ、いつ独裁や弾圧が、起きるか分かりません。
国会議事堂襲撃事件などを見ると、
いつ独裁者に、扇動され、
一般庶民が、間違った事をするか分かりませんし、
選挙で、そういう人を選んでしまいます。
ヒットラーなども、
大衆心理の研究、オペラ歌手に、演技指導を受けるなど、
イメージ戦略、演説の仕方、プロパガンダなど、
とてもよく研究していたようです。
ドイツ国民は、第一次世界大戦で、荒廃した国を
ヒットラーが、助けてくれると思ったのです。
今の日本でも、
「ろくな政治家か゛いないよね。」
「誰か、日本を良くしてくれる政治家が、現れないかな」
と期待している人が、多いと思います。
みんな、今の政治家に、期待できず、
選挙の投票率は、30％程度
プロの政治家でなく、
変な人が、合格してしまったりしていますね。
独裁者を生まないためには、
私たち庶民が、賢くなければいけません。
うわべの甘言やイメージに騙されず、
真に国民を思い、自由や平和を希求する、
そんな人を選ぶには、
言っている事と、実行する事の一致
それが、世界や国民対して、
独善的な事がなく、真に正しいことなのか、
それをきちんと、判断する
それを、選挙に反映する
それが、民主主義の第一歩ですね。
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