★ 菩提寺の永代経法要が行われました ★

 

  

 

梅雨寒の御堂ミドウにひびく信徒らの南無阿弥陀仏なもあみだんぶはふしぎな言葉

 

 

浄土真宗の永代経法要は、他の宗派の施餓鬼のようなものと聞きます。

親鸞様の「死者は全て極楽往生している。救うべき、迷える餓鬼ではない。先祖をご縁として経を頂き、未来永代に伝える」というお考えの先祖への永代追善法要だそうです。

 

 

お布施とお数珠と読み上げて欲しい先祖2名の俗名と行年齢を書いた紙を忘れずに。

 

「家庭に宗教がない」と言われます。急に老親から寺関係のことを受け継いだ熟年者がお布施も持参しなかったり、お数珠や経典を無造作に床に直置きしたりすることも珍しくありません。

 

 

 

全員で『正信偈 ショウシンゲ』を読経した後、信徒のAさんのハーモニカ演奏。

説法台は、ずっと前に義親の葬儀後、夫の寄進をもとに買ってくださったものです。

 

↑ 天井絵も劣化してきました。

1本杖スキーの元祖・市川達譲像の足元のスキー板が雪に押されて割れ、前のめりです。

 

ご住職から、本堂や庫裡の屋根の塗装、墓地の老木の伐採、一本杖の像の補修のために檀家の協力を得たい旨のお話もありました。今後6年間の分割納入。

最近は菩提寺を持たず、ネットを通じて僧侶を派遣してもらう家も増えています。

 

でも、小京都・寺町を誇る市ですから、皆が少しずつ無理をしないと、お寺さんは維持できないですね。

 

 

お斎は坊守さんと手伝いの檀家の奥さんがたの手作りのお料理。

タケノコ汁もアスパラのくるみ和えもピーナッツ豆腐もみなおいしかったです。

 

 

お取り回しの皿には、卯の花(おから)、細切り昆布の煮物、カブとキュウリの塩麹漬け、豆の柔らか煮。

 

 

お供物は、お饅頭でした。

 

今日もお越しくださって、ありがとうございます。