『岸辺の旅』の黒沢清監督作品。
やはり不思議な雰囲気の一本であった。
思考のみで操作するロボットを企業で開発している早崎(役所広司)は
スランプに陥って煮詰まる日々を過ごす。
ある晩、自宅に突然現れ、話かけてくもう一人の自分=ドッペルゲンガー。
悩む早崎は、自殺した弟が現れ、一緒に生活しているという由佳(永作博美)に会う。
早崎はその後、雇った青年・君島(ユースケ・サンタマリア)と、由佳、
自分のドッペルゲンガーに助けられ、彼の研究を成功させていく。
君島と共にドッペルゲンガーを亡き者にし、ロボットを売り込もうとする早崎。
会社に勤めていた時の仲間である村上(柄本明)などからゆすりを受けたり、
徐々におかしな方向へ物語が進む。
…って、ホントにおかしな方向へ進む物語は、
そのラストはどうなん?ってなりました。
前半のホラーテイストはどこいった。