コップの水がこぼれ落ちないように予防していくことが大事

幼い頃の完璧な状態がコップに入った満タンの水だとしましょう。

これが生命力の例えだとしましょう。

水が満タンな状態が生命力が100%です。

人生において、様々な事故やケガや生活習慣の悪い癖などでこの生命力の水をこぼしながら生きて行くわけです。

すなわち、生命力(自然治癒力)が過去のケガでなくなっていくわけです。

このコップの水はつぎ足す事は出来ません。

すなわちバイタルリアクトセラピーであっても、その他の治療であっても、手術であっても、良くなったイコール、水が満タン(完全に元に戻った)になったわけではないのです。

身体は消耗品であり、症状が改善したとしても、例えば潰れてしまった椎間板や骨は元通りになったりはしません。

小さい時のケガもよく見てみると傷跡(瘢痕)が残っています。

つまり完全に元通りにはなっていません。
コップの水は元には戻らず、その水を全てこぼし切ってしまわぬよう、ケガや生活習慣でコップの水をなるべく減らさないように治療や運動や栄養や生活習慣を修正し調整して行くことが大切です。

本当の健康とは、その前にコップの水の減りを最小限にする事、すなわち予防にあるのです。

大切なコップの水を減らさぬよう、また減らしてしまった水がこれ以上減ってしまわないよう、適切な施術と定期的なメンテナンスを受ける事が患者さん自身の人生をより良いものになることを信じて治療を進めています。