晩秋の谷川岳に巌剛(がんごう)新道を登り、帰りに吹き割の滝の紅葉を見る | やべちゃんのブログ

1はじめに 

 今年の6月、残雪の谷川岳に西黒尾根を登り、帰りに肩の小屋

直下の雪渓で20m以上滑落し、尻から「ドッスン」と山道に落ちました。

今回はこの場所の確認と、紅葉の谷川岳を見に巌剛新道から

登りました。

 ここの標高差も1000mあり、かなりの急登があると覚悟して

いました。雪は数日前に降ったが、一部に残るだけで、影響ない

とのことですが、念のためアイゼンを持参しました。

 又クマの出没との情報もあり、小さな鈴も持参しました。

2登山ルート

 

   巌号新道から「ラクダのコル」で西黒尾根コースに合流し、

   帰りは天神平からロープウエイ使用で,登り4.5h、下り

   2hの歩行

3実際の写真

 

  天候は晴れで、きれいに双耳峰 (トマノ耳、

  オキノ耳)が見える(左)

 

 ロープウエイ土合口前のツツジの紅葉がきれい

 

 巌剛新道の登山口、マチガ沢沿に登り、谷川岳

 全体が正面に見え、西黒尾根の林の中では見え

 ないのと違い、景色が良い

 

      常に雄大な谷川岳が望める

 

  ラクダのコルで西黒尾根コースと合流する。

  合流手前の1時間は鎖場3か所あり、かなり

  きつい急登です。ここまで約3時間、足も疲

  れが出て、少し痛みがある。

 

  ここに来ると西黒尾根から登って来る人が多い

、巌剛コースを登る人はほとんどいない。最後の

 急登が嫌われる理由と思わえます

 

  ラクダのコルから、頂上付近にガスがかかって

  きた

 

 約4.5hで頂上(トマの耳)、少しガスがかかって

 いる。最後の1時間はペースダウンしている。

 足がつりそうになると、少し休む事を繰り返した

 

     一寸ガスが取れる時がある

 

  ガスが途切れ、隣のオキノ耳が見える

 

  帰りの肩の小屋、昼食の休憩を採る人が多い

  外国人も多い、ほとんどがロープウエイから

  登った人で、2.5hかかるこのコースもけっこう

  きつい

 

  前回(6月)雪渓上を滑落した場所、大きな岩等

  突起物なく平坦部で、肩の小屋から50~60m

  ある。この距離を滑落したものと思われ、いま

  考えると、軽い打撲で済んだのはラッキーだった。

  滑り始めたら止まらず、そのまま尻で滑り、バラ

  ンスを崩さなかったのが良かったか。スキー一級

  の腕前も良かったかもしれない。

 

 下山始めたら、隣ノピーク(オキの耳)がはっきり

 見えてきた。しかし、この後はガスがかかってくる。

 

         下山途中の道

 

 おんぶした子供(3~4歳)をおろし、登って来る

 こんな小さい子が歩いて登っているのを初めて

 見ました。小さすぎる

 

  天神平のスキー場に着く、約2時間段差の道

  が続き、けっこうきつい

 

  土合のロープウエイ近くの紅葉がきれい

 4まとめ

  ①巌剛新道の登りは谷川岳を一望できるが、西黒尾根

   との合流前一時間は岩場の狭い急登が続き、ひじょう

   にきつい。登る人も少ない。

  ②頂上まで約4.5hかかり、岩場のきつい登りが多く

   標高差1000mはかなりきつい。

  ③帰り、天神平までの約2時間の下りも岩の段差が

   大きく、ひざの負担が大きいくきつい。

  ④6月に雪渓を滑落した時、約20mの距離と思って

   いたが、実際は50~60mあることが解りました。

   幸いに、平坦な所で、低いブッシュで雪渓が途切れた

   道に尻から落ちたために軽い打撲で済みました

   くれぐれも雪渓部(氷含む)はアイゼンを装着し

   慎重に行くことが必要です(実際はアイゼン無し

   で下り始めた時、雪が柔らかく、踏み出した足が

   滑り、そのまま滑落した)

 5吹割の滝の紅葉(沼田市利根町)

  帰りに、沼田ICから16kmの紅葉を見に行きました

  

  きれいな紅葉だが、滝の水が少なく迫力がいまいち

  

                同上

  以上