土曜日から日曜日の朝まで、いつもラジオでご一緒させて
いただいている黒川進さんと、青年会議所の関係で、
宮城県石巻市と南三陸町に行ってまいりました。
石巻では、津波で甚大な被害を受けた大川小学校を
南三陸町では、危機管理課職員の方が最期まで
避難を呼びかけた防災庁舎を、それぞれ視察してきました。
大川小学校に残ったいた、壁画です。被災前の
学校の様子がわかります。
現在の大川小学校の様子です。上の絵に
ある渡り廊下が、写真のように変形してしまっています。
津波の力の巨大さがうかがえると思います。
自然の力は本当に恐ろしいです。
震災後、避難のあり方について、様々な意見が出ている
裏山です。避難についての検証や解明が続いていますので、
言及は避けますが、かなり急勾配だと感じました。
雪の残る中で、子どもを連れて登るのは困難にも感じられ
ますし、他方、勾配が急な分、早く高い場所に避難できた
のではとも考えられますし、非常に難しいところだと思います。
いずれにせよ、震災当日の惨事を思うと、胸が締め付け
られます。そして、平素からの避難マニュアルの整備の
重要性を強く感じました。
南三陸町の防災庁舎です。
バスの車高と見比べていただければ、
その高さがわかると思います。
私も防災庁舎を見上げて、唖然としてしまいました。
最期まで、職務を遂行された遠藤さまの
崇高な使命感に対し、ただただ手を合わせるのみです。
今回、見てきたことを教訓に、今後も危機管理について
考え続けたいと思いました。
矢馳一郎