食欲の秋に欠かせない、歯と口腔ケアのポイント | 第二薮本歯科医院のブログ

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お口や体の健康情報から、医院の日常まで、幅広く情報発信をしていきたいと考えております。

皆さまこんにちは。歯科助手、TCの新井です。

本格的な秋。涼しい風が気持ちよく、季節の変化を感じるこの頃です。

秋は食の秋とも言われていますので、今回は「食と歯の健康」に関してご紹介したいと思います。

 

1.歯に良い栄養素と食材

●カルシウム:歯や骨を強化するために欠かせない栄養素。牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品はカルシウムが豊富です。豆腐や小魚、葉物野菜(ほうれん草、ケールなど)も良い供給源です。

 

 

●ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、骨や歯の健康をサポート。サーモン、マグロ、卵黄、キノコなどに含まれます。日航を浴びることもビタミンDの生成に役立ちます。

 

●リン:歯のエナメル質を保護する役目を持つ栄養素。魚や肉、ナッツ、種子に含まれています。

 

●ビタミンC:歯茎の健康に不可欠で、歯周病の予防に役立ちます。柑橘類やイチゴ、ピーマン、ブロッコリーなどに豊富です。

 

2.糖分と酸が歯に及ぼす影響

●糖分:キャンディーやケーキ、クッキー、ソフトドリンクに含まれる糖分は、口内の細菌と反応して酸を生成し、エナメル質を溶かします。特に粘着性のあるお菓子は歯に残りやすく、むし歯の原因になりやすいです。

 

◎対策:食後には水を飲むか口をすすぎ、当分が残らないようにし、可能であれば食後30分以内に歯を磨くことが理想です。

 

●酸性食品:ソーダやスポーツドリンク、レモン、オレンジなどの酸性飲料や食べ物は、エナメル質を溶かしやすくします。エナメル質が薄くなると、歯が敏感になり、むし歯のリスクが高まります。

 

◎対策:酸性の食品を摂った後すぐに歯を磨かないこと。酸によりエナメル質が一時的に柔らかくなるため、水で口をすすぎ、30分ほど経ってから磨く方が良いです。

 

3.噛むことの重要性

●よく噛む食品:繊維質の多い食べ物(生の野菜や果物、全粒穀物)をしっかり噛むことで、唾液が多く分泌されます。唾液は酸を中和し、口内の洗浄や歯の保護に役立ちます。りんご、セロリ、ニンジンなどのシャキシャキした食べ物は、自然な歯のクリーニング効果もあります。

 

 

4.フッ素の活用

●フッ素:フッ素は歯の再石灰化を助け、虫歯を予防する効果があります。フッ素を含む歯磨き粉やマウスウオッシュを使うことで、日常的に歯を強化できます。また、フッ素いりの水道水を飲む地域では、定期的な水分補給がむし歯予防に役立ちます。

 

5.食事のタイミングと習慣

●間食の制限:頻繁に間食をすると、口内に酸が長時間残り、虫歯のリスクが増します。特に糖分や酸を含む間食は避け、もし食べる場合は、食後に水を飲むなどの対策をすると良いです。

 

●夜食に注意:就寝前の間食は、唾液の分泌が少ないために歯に悪影響を与える可能性があります。特に歯を磨いた後に甘いものを食べるのは避けましょう。

 

口腔ケアのポイント

1. バランスの取れた食事

●栄養バランスの取れた食事は全身の健康に加えて歯の健康にも寄与します。

 

2.十分な水分摂取

●水を十分飲むことで唾液の分泌が促され、口内の酸を中和し、食べ物の残りを洗い流します。

 

3.定期的なメンテナンス、歯磨きとフロス

●毎食後の歯磨きとフロスは、食べ物の残りやプラークを除去し、定期的な口腔ケアを受けて頂くことでむし歯や歯周病を防ぎます。

 

 

これらを意識して、毎日の食生活と歯のケアを組み合われることで、口腔内の健康を長く保つことができます。

秋は美味しい旬の食べ物がたくさんあります。

旬の食材を楽しみながら、歯や体の健康を大切にしていただければ幸いです。

美味しい食事が健康に繋がることで、日々の暮らしがより豊かになることを願っています。