Ｆｅｒｒｙどうも。
南海トラフ。どうなんでしょうか。坊主が来週、川崎の友だちの家にステイするんで、ちょっと恐いすけどもね。
「ツイスターズ」 （'24）
リー・アイザック・チョン 監督
ジョセフ・コシンスキー 原案
マーク・Ｌ・スミス 脚本
ダン・ミンデル 撮影
スティーヴン・スピルバーグ他
製作総指揮
デイジー・エドガー＝ジョーンズ、
グレン・パウエル、アンソニー・
ラモス、モーラ・ティアニー
もう完全に、デイジー・エドガー＝
ジョーンズが出てるから観に行く
案件です（笑）。
’96年の「ツイスター」（ヤン・デ・
ボン監督の）も観ていなかったので
アマプラでこの機会に観ましたよ。
時代の影響なのか分かりませんが、
なんかアッパーなのね。竜巻追っか
け隊がそうなんだろうけど、終始
躁状態で（笑）。そのエンジンみた
いなのを担ってるのが、怪優フィリ
ップ・シーモア・ホフマン！完全に
イっちゃってるオタクで。もっと彼
に見せ場があったらよかったのに
って思いました。主役の、誰だっけ
？ビル・パクストンか、が今ひとつ
冴えないからさ。ヘレン・ハントは
アッパーなジョディ・フォスターみ
たいな感じでキュートさはあったん
だけど。
で。完全な続編として製作されたと
いう本作。話として繋がっているっ
て訳ではなかったです。なので別に
「ツイスター」観てなくても全然問
題なしでした。監督のリー・アイザ
ック・チョンさんは、「ミナリ」
（'20）の監督の方ですね。
「ツイスター」が、もともとスピル
バーグが”怪獣映画”として構想して
いたものを”竜巻”にしたと聞いた憶
えがあるんですが、今回のは正にそ
うで。冒頭の、デイジーが大学時代
に起こる悲劇の描写が結構おっかな
くて。想像を絶する力で人間が”吞み
込まれるぅ”って恐怖が、今だからで
しょうけど描かれていて。
竜巻追っかけ隊ユーチューバーが
やはりアッパーで、でもいい加減っ
てわけではなくピュアで、実はいい
人たちで、それが、カウボーイ精神
に基づいていて っていう解釈が
面白かったです。対して、もうちょ
っと科学的な調査を装いながら実は
土地買収の手先と化してしまってい
るＮＰＯ団体 みたいな対比も面白
いところでした。
あとツイスターの中に高分子吸収ポ
リマーをぶっこんで、勢力を弱めて
しまおうって作戦も、”ヤシオリ作戦”
みたいで、ちょっとアがりました
（笑）。
まあ。冒頭言いましたように、ボク
は、デイジー・エドガー＝ジョーン
ズが出てれば、何でもいいですけど
ね（笑）。ほんと可愛かったし。
本作観て、”主張の強くないアン・
ハサウェイ”みたいなとこ、あるなあ
なんて思いました。 ★★★
「インサイド・ヘッド２」
（'24）
ケルシー・マン 原案、監督
メグ・レフォーヴ 原案、脚本
デイヴ・ホルスタイン 脚本
声：小清水亜美、大竹しのぶ、
多部未華子、横溝菜帆
前作('15）は家族揃ってよくレンタル
で観ました。よく出来てんなあって
感心しながら。特に、”ビンボン”って
いう、イマジナリー・フレンドとの
別れみたいなとこは、自分の体験と、
息子の中ではどうだったんかなあ？
とか思いながらね。
で、完全な続き話としての本作。歴代
アニメ興行収入記録を塗り替える大大
ヒット！評判も高いしっていうんで、
観に行ったんすが。
正直言いまして、全く面白くなかった
です。
今回、話としては中学から高校に上が
るタイミングの、いわゆる”サマーキャ
ンプ”の話で、そこで起こることレベル
で言えば、ものすんごく幼稚というか
刺し障りないものすぎてつまんないし、
今回、思春期を描くっていうんで、
”感情キャラ”が倍くらいに増える（シン
パイ、ハズカシ、イイナー、ダリィが
プラスされている）って展開なんすけ
ど、そりゃあそうやろ だし、そんな
に増えると、単純に難しくなってない
か（笑）ってなりました。
加えて、やってることは、ほぼほぼ
前作と同じことだし。こんなんで拡大
再生産が可能だとしたら、観客を馬鹿
にしてる気さえしました。
”自尊心”の捉え方とかって、個人差は
あるし、また文化の違いもあるしで、
そもそもが共有するのは難しいよ。
前作での”ヨロコビ”の声を当ててたの
が、竹内結子っていのが、本当に感慨
深くて。個人的にすごくいいなあって
思ったのと（今回の小清水さんがどう
のこうのは全くありません）、だって
さあ、ヨロコビよ．．．本当に残念
でなりませんね。 ＮＯ ＳＴＡＲ
そんじゃまたね。
チャオ。