こんにちは、つきです
幼少期は貧乏でした
年収300万円
4人姉弟の6人家族
母はパートしたりしなかったり
小1の頃は鍵っ子だったような
学童に通うお金もなかったろう
それでも幼稚園の頃は「泳げた方が良い」と母の勧めでスイミングを習っていた
バタフライまで順調にテスト合格していったが
もう苦しくて苦しくてしかたなく
上のコースに上がれば上がるほど苦しくて
ついに小3でスイミングは辞めた
自由な時間が手に入り
すごく気持ちが楽になったのを覚えている
そして小5になり、私は突然父と母に
「ピアノを習いたい」と言い出した
自分からしたいと言った習い事は初めてだったと思う
もちろん父と母は即答
「無理」
そうだろうなとは思ったものの
私も絶対譲らなかった
ピアノが習いたかった理由は...
ただ目立ちたかったからw
卒業式や音楽会で選ばれたピアノ伴奏者が
ものすごく格好良くて
体育館に響くピアノの音色が心を動かした
「自分もあんなふうにピアノを弾きたい」と
どうしてもやりたいを譲らず
毎日のように父と母にお願いしたと思う
すると、とうとう父と母も観念したのか
なんと許可してくれたのだ
貧乏娘がまさかの夢のピアノに触れられる
ものすごく嬉しかったのを覚えている
それから四畳半の部屋に入るくらいの
小さなピアノが届き
もぅ大興奮した
毎日練習をし
少しずつ弾けるのが嬉しかった
ピアノ発表会なるものにも出場した
もう夢のようだった
程なくして
段々とレベルが上がってゆき
なかなか上手く弾けない自分が嫌になり
練習もサボった
「自分には向いてない」とさえ思うようになった
そう思い始めると早かった
「ごめんなさい、ピアノやめたい...」
正直に父と母に告げた
父と母も気づいていたのだと思う
反対はされなかったと思う
1年くらいは続いただろうか
でもそのおかげで今では娘に簡単な音楽を弾いてあげられる
「ママすごー」と言ってくれる娘たちよ
カエルの歌
メリーさんの羊
アンパンマンマーチ
ドーナツの歌...
と、超簡単なやつですけどね
思い切ってピアノを買ってくれた母よ、父よ
本当にすみませんでした
親孝行たくさんできるといいですが...