交通事故で負傷後に休業日数を水増し 保険会社から休業損害補償金百数十万円だまし取った容疑で男3人逮捕 岩手・一関市


交通事故によるけがで仕事ができなくなった際に保険会社から振り込まれる休業損害補償金をだまし取ったとして28日、岩手県一関市の20代の男3人が警察に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは一関市萩荘の会社役員・佐々木翼容疑者(28)といずれも佐々木容疑者の会社の社員で一関市桜木町の齊藤太一容疑者(24)、一関市久保の齋藤亮耶容疑者(26)の3人です。警察によりますと3人は共謀して、去年7月1日に一関市内の国道で発生した物損交通事故で軽傷を負った後、保険会社に対し、けがによって休業した日数を実際より多く申告した虚偽の証明書を提出し、休業損害補償金百数十万円をだまし取った疑いがもたれています。警察は共犯事件のため捜査に支障が出る恐れがあるとして、3人の認否を明らかにしていません。会社役員は休業損害補償金による保証の対象となっておらず、だまし取られた金は齊藤太一容疑者と齋藤亮耶容疑者を対象に支払われたものです。事故の際、3人は同じ車に乗っていました。警察が余罪を調べています。