今まで何度か聞いたこの台詞
『ママ~!補聴器がない。ちゃんと置いてたのに…。どこへ行ったんやろ?』
その度に、探しまくる
あ~ちゃん本人+私
そして時々、我が母
発見されるのは、
- 制服のポケットの中
- ごちゃごちゃカバンの中
- お風呂の脱衣場
- 体操服のポケットの中
- 部屋の棚の上
- マスクケースの中
など、今まではあちこちから
見つかっていました
今回は、朝練に出掛けた
あ~ちゃんが、駅から泣きそうな
声で電話をかけてきて
『昨日入れたハズの所に補聴器がないから何処かで落としたかも』と。
思い当たる所は全て見たけど、
家にあるカバンの中も見て欲しいと
言うので、見たけれど、ない
あ~ちゃんの部屋も置いてそうな
所をはじめ、洗面所、トイレ、
リビング等も全て見ました
けれど、今回は家中あらゆる所を
探してもどこにもない
さすがに私の頭の中で
プッチーンと音がしました
前回なくなったと騒いだ時に
今後、補聴器を外したら、
1回1回ケースに入れる事を
伝えておいたのに…
補聴器は必要な物だし、
なければやはり困るので、
なぜもっと大切に扱わないのか?
高価な物でもあるし、
失くしたから簡単に買います
って値段でもないのに…
沸々と怒りながらも
JRの忘れ物へ問い合わせをし、
補聴器貸し出しを調べ、
家計簿とにらめっこしながら
購入する資金を考え
そして、今日は、
ヘルパーさんと移動支援で
学校へ行く日だったので、
あ~ちゃんが朝に通った
道をキョロキョロ探しながら
ヘルパーさんと駅へ…
駅の自転車置場に到着し、
管理人のおじさんに、
『すみません。補聴器の落とし物届いてませんか?』
とたずねると、届いてないと
もし届いたら預かっておいて
下さいとお願いをし、いつも、
あ~ちゃんが停めている2階の
駐輪エリアへ行き、カゴの前に
入ってた手袋の中も調べました。
そして、
駐輪エリアの壁に付いていた
小さな落とし物カゴを、
ヘルパーさんがフッと見た瞬間
「これじゃないですか?」と
指差した先にあったのは…
おぉーーーーーー
これは
あ~ちゃんの補聴器
ヘルパーさんと手を叩いて
大喜びしました
これって、もう奇跡ですよね
無事、学校に向かいあ~ちゃんに
届ける事が出来ました
あ~ちゃんが怒られたのは
言うまでもありません
あ~ちゃんの補聴器を拾って
あのカゴに入れてくれた人
見つけてくれたヘルパーさん
本当にありがとう
次の日、拾ってくれた人が
どこの誰だかわからないけど、
御礼を伝えるようにと…
そして…
このメモが、拾ってくれた人の
目にとまる事を願って…