今回は、多治見駅前の駅前プラザ・テラにあった
東芝のエレベーターを紹介します。
呼びボタンは、Ⅵや更新前のⅡと同じですが
それらのように表記が2種類あるわけではなく
矢じり型だけになっていました。
インジケータは、ⅥやⅡと異なり
Ⅰに準じた仕様になっています。
数字が切り替わる時に一旦消灯するところは
このエレベーターでも引き継がれています。
右側のエレベーターに乗ってみました。
まずは、セーフティシューです。
ⅡやⅤと同様に、先端が角ばっています。
操作盤を眺めた様子です。
行き先ボタンは、Ⅱと同じですが
ボタンが点灯するようになりました。
また、ボタンの横にインジケータがなくなっています。
行き先ボタンの下に、手動運転用の操作ボタンがありますが
こちらは『降』の文字がなくなっています。
開閉ボタンは、Ⅰと同様に
方向表示灯と行き先ボタンの間に配置され
一般的な左に『開』・右に『閉』という
方向表示灯の上に使用方法が記載されており
その付近に非常ボタンが設置されています。
また、非常ボタンの表記は『ベル』から
『呼』に変更されています。
使用方法の上には、諸元と
傘マークと言われるロゴがついていました。
入口から見て左側のエレベーターにものってみました。
行き先ボタンは、先ほどより1個多くなっており
縦1列ではなく、Ⅰのように2列に配置されています。
インジケーターの様子です。
英数字が、なぜか左寄りに配置されています。
こちらも手動運転用の操作ボタンがありますが
ちゃんと『降』の表記がついていました。
2台とも、操作盤の上に謎の黒い物体がありました。
このように、ボタンの意匠がⅡと同じでありながら
Ⅰに準じた仕様が入り交ざっていることから
このエレベーターは、Ⅱより新しく、Ⅰより古いという
モデルチェンジの過渡期のものだと思います。
2022年10月追記
駅前プラザ・テラは、再開発により解体されたため
このエレベーターも過去のものになりました。