発熱し、入院して1週間も経たない内にあっという間に亡くなってしまった義母。
発熱から始まったので、コロナを疑われて何度もPCR検査をされ、解熱剤で対応された。
結局、コロナではないから、解熱剤では熱も下がることなく、義母の発症した病気はトップスピードで進行した。
突然の死因が心筋梗塞、脳梗塞、くも膜下出血なら理解は出来るけど、これまで健康だった60代の人間が、発熱で数日で亡くなるとは、そのスピードの速さ、経過、最終的に腎臓?肝臓?が機能停止した経緯から、何らかの血液ガンを発症したのではと思っていた。
亡くなった大学病院では病理解剖は断ったので、死因不明だったが、入院中の検査結果全てを義伯父の勤める病院へ送って、死因を特定出来ないかお願いをしていた。
そして、その結果が出た。義母は、
悪性リンパ腫
を発症したようだ。
最近では元フジテレビの笠井アナも同じ悪性リンパ腫で闘病していた。
血液ガンは種類が多岐に分かれる。
悪性リンパ腫でも年単位、月単位、週単位で進行する色んなタイプがあるそうだ。
義母の場合は、最も進行が早いタイプだったようで、その場合、初期症状が発熱、肺が白くなるので、コロナ禍でなくても、普通のクリニックでは原因を突き止められず、手遅れになるケースが多いそう。
確かに、持病があれば疑って検査する余地はあるけど、そうでなければ誰でも熱は出る。
もし地元のクリニックで紹介状を貰っても、即日、大きな病院の予約を入れられるとは限らないし、進行が早すぎて、結局、間に合わないようだ。
それにしても血液ガンは深い。年単位で移行するものから、ある日突然、ステージIVに駆け上がる種類もある。同じ血液ガンでも、タイプによって、予後余命は千差万別。
進行がゆっくりな悪性リンパ腫だったらな。
もしそうだったら、義伯父の勤務先で診てもらえたのにね。
そしたら、私と同じ血液内科、同じ主治医だったかもしれないね。
なんてタラレバを夫と話した。
死因が分かったところで、義母は帰ってこないけど、最も進行の早い悪性リンパ腫だと分かって、残された親族のモヤモヤは少しは晴れたのではないか。