「自殺としてまとめたい」…? 猿之助・自殺未遂事件捜査の背後に「官邸の意向」のなぜ

週刊現代 によるストーリー • 8 時間前

猿之助自殺事件捜査の背後に官邸の意向か

歌舞伎役者・市川猿之助は「自殺幇助」や「保護責任者遺棄」といった罪に問われるのか、警視庁による慎重な捜査が続けられている。5月18日に目黒区の自宅から救急搬送された猿之助は、「家族で話し合って決めた」と証言している。しかし父・段四郎と母・喜熨斗延子は亡くなっており、事実を確認する作業は難しい。

しかも今回の事件をより複雑にしているのは、捜査の裏で「官邸の意向」が働いていることだ。

「事件の背景には、男社会である歌舞伎界の共演者やスタッフたちに繰り返したとされるパワハラ・セクハラについての週刊誌報道があったとみられます。そのため、この事件を大きく展開すると、動機ばかりがやたらとクローズアップされかねない。官邸は『LGBT理解増進法案』の審議に影響が出ることを恐れており、警視庁幹部も忖度をしているのです」(捜査関係者)

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「LGBT理解増進法案」が今国会に提出されたのは、G7サミットの直前だった。他のG7各国からLGBTについて日本の対応の遅れを批判する声があり、岸田文雄政権は前進をアピールするために法案提出を急いだ。

そんな中で起きた今回の事件、捜査関係者からは「警視庁上層部は自殺としてまとめたい」との声も聞かれるが、はたしてどうなるのか。