ガッキーのブログ -5ページ目

白夜の軌跡物語

ウ「うーん…夢―?」

嫌な夢だったなぁ…白夜の軌跡が崩壊する夢なんて―


ウ「ありえないよねっ 皆仲が良いしっ!」

それに…兄貴がやられるなんて絶対ありえないしッ!


か「ウェリちゃんー いつまで寝てるのー」


ウ「あ、今行くよーっ!」

取り合えずさっきの事は忘れて ご飯食べよっと!


か「おはよう ウェリちゃん!」


昴「おはよ ウェリ 遅いお目覚めだな」


レ「おはよう~ ウェリ 」


ウ「おはよう!」


か「あ、ウェリちゃん髪の毛乱れてるよっ!」


ウ「え あ、本当だ!」


か「私がやってあげるよ!」

そういって ねー様は私を椅子に座らせて ブラシで整えてくれた ねー様がやってくれると綺麗に整うから嬉しいなっ


ウ「ありがと! ねー様!」


か「うん! さっ、ご飯食べようっ!」


ウ「はーい!」


昴「…また オムライスk(ウワッ ヒメナニヲスルヤメ アーッ!)


レ「わーい美味しそう~」


か「あ、食べたら ウェリちゃん 剣術の稽古だからねー」


ウ「えー… せっかくだから遊びたいよー!」

稽古とか疲れるだけだしー


か「駄目だよ! オー君との約束忘れたの?」


ウ「うっ…わ、忘れてないけど・・・」


昴「プハッ…ネコ島に行っていい代わりにちゃんと稽古するって言ってたしな」


レ「守らないと後が怖いよ~?」


ウ「うっ…」

そう 私は今 兄貴に許しをもらってネコ島に来ているのだけど 此処に来ていい代わりに ちゃんと剣術の稽古をしなければいけないのだ…


か「オー君 帰ってきたら稽古してたか確かめるために 戦うって言ってたから…ね? ウェリちゃん」


ウ「分かった…稽古するよ!」


昴「よし、その意気だ 今日は姫じゃなく 俺とレマッチが稽古をつけよう」


ウ「え゛っ? ちょ…それは遠慮s」


レ「さぁさぁ~ 始めるよウェリ」


昴「待った無しに決まってるだろ」


ウ「うわぁぁぁぁぁぁッ!」


か「…これもウェリちゃんの為だよ…!」


ウ「うー…朝からこんなに疲れるなんてぇ~…」


昴「ちょっと素振りと 戦っただけで疲れるなよ」


ウ「ちょっとって! 素振り1000回で!? しかも黒クマネズミと真っ向勝負だから疲れるに決まってるよっ!」


ウ「レマッチは普通に倒してたぞ?」


レ「まぐれだよ~」


ウ「くぅ~…」

レマッチは私より強いじゃん…


か「お疲れ様 ウェリちゃん!」


ウ「ねー様!疲れたよぉ~!!」


か「はいはいっ 後で一緒に猫触りに行こうねー」


ウ「わーい!」


ニャー ニャー ゴロゴロ


ウ「…」か「…」昴「…」


レ「あはは、くすぐったいよ~」


ウ「な…何で―」


か「レマッチの所だけに集まってるね…」


昴「レマッチ…マタタビとか持ってないよな?」


レ「持ってないよ~」


昴「そういう体質…なのか」


ウ「いいなぁ…」


か「うんー…」

 その後レマッチから猫を引き剥がして 和む事は出来た


ウ「はぁ~ 猫可愛かったなー!」


か「そうだねーっ! ゴロゴロして可愛かったよね!」


昴「そうだなー 黒猫が一匹しかいなかったけどな その一匹も―」


レマッチの方を見て言うスッチー そう、レマッチの肩には黒猫が乗っておりすり寄っているのだ


ミャー ゴロゴロ

レ「ほら、皆の所にお帰り~」

そういって黒猫を降ろすレマッチ


昴「レマッチにべったりで 触れなかったしな」


ウ「あはは…確かにレマッチ 人気者すぎるよー…」


か「羨ましいよねぇ…」


レ「猫の毛がいっぱい付いちゃうから 程ほどが一番何だけどね」


ウ「私も猫に好かれたいよっ!」


か「ねー レマッチどうやったら出来るの?」


レ「分からないよ~…」


ウ「いや絶対何かあるはずだよぉ!」


か「そうですよぉ!」


レ「ふ、二人とも…落ち着いて」


昴「二人とも レマッチが困ってるだろ そのくらいにしときな」


二人「はーい…」


―――――…-い


ウ「ん?」


か「どうしたのウェリちゃん?」


ウ「今何か聴こえたような…?」


レ「おいらは聞えなかったけど~」


昴「俺は聞えたな」


ウ「遠くから聞えてきたけど…」


――おーい!!


か「あ! 皆っ!空にイーグルが居るよ!」


ウ「本当だっ! って…あれって!?」


レ「あ~ケイゴ君だね」


昴「ケイゴだな」


バサッバサッ―ヒュ―


ウ「え、落ちてきてない…?」


か「!落ちてきてるよねぇ!?」


レ「やばいねぇ」


昴「のん気に言ってるひまじゃねぇよ!」 


ウ「な、何とかしないと!!」

けど何すればいいの!!


か「あ、あわわわッ!」


昴「と、取り合えず 何か布を探してくるしか!」


か「ま、間に合わないよぉ!」


ウ「あぁ!? ぶ、ぶつかるぅぅ!!」


レ「よいしょっと」

ドサッ―


ウ「え?」 か「う?」 昴「は?」

あ、ありえない…


レ「ん~イーグル君の方は気絶してるだけだけど ケイゴ君は意識はあるけど怪我してるねぇ」

落ちてきたイーグルをレマッチは受け止めてゆっくりと降ろした


ウ「す、すげぇ…」


か「レマッチ…実は結構すごい…?」


昴「と…取り合えず今はケイゴの方だ!」


ケ「うぅ…」


ウ「そ、そうだ、兄さん!大丈夫ッ!?」


ケ「う…ウェリ、レマッチ、姫、スッチー…」


か「ケ、ケイゴ君! 一体何があったの!?」


昴「この傷…相当強い奴にやられたみたいだな…」


レ「取り合えず、応急処置だけでも…」


ケ「び――」


ウ「び?」


ケ「白夜の軌跡が…崩壊した」


4人「!?」


ウ「え…?」

え…何…それ


か「白夜の軌跡が…!?」


レ「何があったの…?」


ケ「サブ…マスターの梓穂が…内乱を起したんだ…」


昴「しほっちが? 確かに何かやりそうな奴だとは思ってたが…?」


か「け、けど! 白夜には ギルドマスターのティルさんとオー君が居たんだよ!?」


ウ「そ、そうだよ! 兄貴が居たんでしょ!?」


ケ「…」


レ「ケイゴ君…?」


ケ「オオガキは…」


昴「ガッキーに何かあったのか?」


ケ「…ギルドマスターのティルベリーさんと共に…―行方不明なんです―」


ウ「えッ…?―――」












白夜の軌跡物語「零」

うわぁぁぁッ!――


た、助けてくれー!――


「くっくく…良い響きですねぇ ティルさんもそう思うでしょう――」


テ「…」


「ふふふっ、そうだった ティルさんはもう――」

バンッ―!


「おや、まだ抗っていたんですか? ガッキー」


オ「…てめぇ、ティル様に何しやがった」


「何もしていませんよー ただ、私の事を受け入れてくれなかったからですねぇ ちょっと魔法を掛けただけです」


オ「ッ! このやろうッ!!」

ヒュンッ―


「おっと、危ない危ない 仲間に手を上げるなんて酷いじゃないですか~」


オ「仲間だと…こんな事をしておいて…今更仲間だと! ふざけんなッ―!」


「それもそうですかねぇ~ じゃあ、ガッキーもティル様と同じく 魔法を掛けて大人しくしてもらいましょうかねぇ」


オ「…そう簡単にやらせると思うか? これでも白夜の戦闘隊長だ、お前に負ける気はない」


―ふふっ いつまでも貴方が白夜で一番強い何て思わない事ですよ―


――――――



オ「…」


「ッ…う~ん やっぱりそう簡単にとはいかないねぇ~」


オ「…終わりだ、 さらばだ  しほっち――」

ヒュンッ―!



グサッ!!!――


オ「うぐッ!?」

バタッ――


「ふふっ、助かりましたよ ぱちぃー」


ぱ「…」


オ「ッ!――」


ぱ…ぱちー・・・・・・・・?  ――



「ふふふっ、これで私の邪魔をする障害は全て消えた さぁ、新しい白夜の軌跡の始まりよ――」




光の騎士後に幻想入り





レ「ぐっ…かふッ…」


な…ッ!レ…レミリアお嬢様!?

ケイゴが俺へに爪を刺す直前にレミリアお嬢様が飛び入り爪を受けとめた


ケ「ギギィヤァッ!!」

ザシュッ―


レ「ッ…!」

レ、レミリアお嬢様ッ! 何で出て来たんですか!!


レ「…よく言うわね…私に無理するなって言ってたくせに 貴方自身も本気で戦ってなかったじゃない」


そ、それはッ…!

見抜かれてるとは…


レ「けど…有難う、ケイゴの為を思って本気を出さないでくれて…」

                                                                                                          「…いえ、俺ではどちらにせよ ケイゴを倒すなんて出来ませんよ


レ「また謙遜して…まぁいいわ今はそんな事より―ッ!?」


ケ「グアァッ!」


レ「くっ…ケ…ケイゴッ!!」


ケ「グウッ!?」


レ「いい加減…目を覚ましなさいッ…」


ケ「グァ…」


レ「―-きなさいよ…」

ポタッ―


ケ「ギッ…」


…お嬢様


レ「私の元に…戻ってきなさいよッ!!ケイゴッ!!!」


ケ「!……」



動きが…止まった・・・?


レ「…」


ケ「…グッウゥゥゥッ…グアぁぁぁぁぁぁァァァァッ!!!」


「!


「!」

突然、ケイゴはレミリアお嬢様から離れ 苦しみ始めた


ケ「グッ…ウゥゥ…レ...ミ...リ...アオ嬢…サ…マ」


ッ!?

い、今のは!


レ「ッ!ケイゴ!」

ザッ―!


ケ「グオァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」

ブンッ―

ッ!レミリアお嬢様危ない!!――」ドンッ!

ズバッ!


ぐおッ!!

しまッ!―変身が解けッ!?――

ドサッ―


レ「オオガキ!!」


ケ「グアァァァァァァァァァッ!」

ブンッ!


「ッ…!!」

やべぇ…!避け切れねぇッ―――フラン様…!!


――――諦めるのは早いわよ~キィー君♪


「!?」

い、今の声は…!?


ゆ「冥符―黄泉平坂行路―」

ドドドドンッ!


ケ「グアァァッ―!!」


「ッ!ゆゆこさん!?」


紫「酷いわキィー君、私も居るわよ! 境符―四重結界―」

バチッ!


スペルカードが発動するとケイゴの周りに結界が張られていきケイゴを完全に閉じ込めた


「なッ…!」


レ「ッ!?」

紫「ふぅ…これでよし」


「待って下さい紫さん!ケイゴはまだッ―!」

バッ!!

レ「紫!いますぐケイゴを開放しなさい!!でないと―!」

グオッ―!


紫「ま、待ちなさいって もうケイゴ君を消そうだなんて言わないわ! 何で幽々子の時は言わないで私の時だけっ! と、取り合えず話を聞きなさいっ!」


「…本当ですか?」


レ「信用できないわね」


紫「酷いわねぇ…泣いちゃうわよ キィー君…(グスッ)」


「わ、分かりました 信用します!」


レ「オオガキ…まぁいいわ、それで紫 話って何よ」


紫「やっと分かってくれたのね…あまり結界も長く持ちそうにないから手短に話すわね ケイゴ君を助ける方法を」


レ「!!?」

「!!」


紫「ついさっき レミリアがケイゴを掴んだ時、一瞬だけどケイゴ君の気を感じられたわ」


レ「…確かに さっき一瞬だけど…私の名前を呼んだわね」


紫「えぇ、まだケイゴ君は完全に力に飲み込まれてはいない なら方法は一つよ 私の能力でケイゴ君の意識内に入って 目を覚まさせる」



「そッ…そんな事が出来るんですか!?」


紫「えぇ、出来るわよっ♪ 惚れ直したかしらキィー君ッ」


「…紫さん、真面目にお願いします」


紫「わ、分かったわ、だから怒らないでキィー君…」


「怒って言った覚えはないですよ…」

おかしぃなぁ…


紫「と、取り合えず 意識内に入ってケイゴ君を起すのよ レミリアがね」


レ「…分かったわ、早くやって頂戴」


紫「えぇ けど、一つ問題があるわ…生き物の意識内には何が在るか分からないの だからレミリアと共に私はスキマを維持する為 幽々子は危険なものに対処する為に一緒に着いて行かないといけないの」


レ「オオガキは何をするのよ?」


「俺は何をすればいいんですか?」


紫「キィー君は…私達がケイゴ君を目覚めさせる間 ケイゴ君を止めていてほしいの…」


「適役じゃないですか 任せて下さい!」

紫「…キィー君、貴方 今力が――」


ケ「グオァァァァァァァッ!!!」

パキパキパキッ―ピシッ


ゆ「紫! そろそろ結界が持たないわよッ!」


「紫さん、話は此処までですね 始めましょう」


紫「キィー君…分かったわ♪」

ブワンッ―


そういって紫さんはスキマを開いた


レ「ケイゴ…今行くわよ!」

ゆ「キィー君~ ちょっと待っててね~」

ゆゆこさんとレミリアお嬢様はスキマの中に入っていった


紫「…」


「さぁ、紫さんも早く」


紫「キィー君、無理はしちゃ駄目よ…?」


!...気づかれてたかぁ


「…大丈夫ですよ 俺とケイゴの力は互角何ですから! 負けることはないですよっ」

(さっきまで)は…ですけど―

紫「…そうだったわね♪ じゃあ、行ってくるわねっ キィー君♪」

ブワンッ


「さて…半減してる状態で何処まで耐えられるか…」


ケ「グオォォォォォッ!!!」

パリーンッ―!!

さぁ…行くぞ ケイゴ…  ―最終ラウンドだッ―


?「お前の言った結果にはならなかったな」


?「…そうですねぇ、ケイゴの意識が消えていなかったなんて」


ル「わ...私のケイゴがアァァッ...ごハッ!!」


?「…言わん事ではない…傷口が開いてしまったようだな 俺はコイツをつれて先に戻るぞ」


?「えぇ...私はもう少し見ていくわ 私もオオガキ君に少し興味が出てきたので」


?「…釘を刺しておくが 余計な真似をしたらお前でも容赦はせんぞ “八重”」


?「分かってますよ、そんなに怒らないで下さいよ 神々の王”ヌアザ”」


ヌ「…ふん」

シュン―


―まぁ、約束なんてまもりませんけどね あの子は私と似た境遇 是非手に入れなければ―


  ―祟り神の”諏訪子”と復讐の女神”モリアン” 同じ神に道具に扱われていた存在なのですから―



ケ「グオアァァァァァァァッ!!!」

ブンッ―! ブンッ!


ぐおッ!? ッ…大人しくしろ!!

ガシッ!


ケ「グオォォォォォッ!!!」

ザシュッ―


ッ!! 

ズザッ


ハァ・・・ハァ…

くそッ! やっぱりパワーダウンした状態じゃあ・・・無理か――


―お困りの様ですね、手をかしましょうか―


え―?

声のした方に目をやると そこには紫髪で不思議な帽子をかぶった女性が立っていた


あ・・・貴方は誰ですか?

誰だ…?気配も感じなかったのに…


?「始めまして、私は八重といいます」


八重さん…ッ!ここは危ないですよ!すぐに逃げて下さいッ!


八「私なら大丈夫ですよ その証拠に―」

そういうと八重さんは手をケイゴの方に向けた


…?

パキンッ―!


ケ「グワッ!!!?」

次の瞬間、暴れまわっていたケイゴを多数の結界が囲み動けなくした


なッ!?

こ…これは紫さんの四十結界!?


八「分かって頂けました?」


…えぇ、貴方は一体 何者なんですか?


八「私ですか、私はそうですね ――神に近い存在ですかねぇ」


神…?


八「えぇ、そうですよ 幻想郷に住む神です」


ケ「グオォォォォォォッ!」

パキィンッ!


ッ! やぶった!?


八「おや、中々やりますね」

ふむ、結構本気で結界を張ったつもりだったんですけどねぇ― 甘く見ていたみたいですね


八重さん! 男の俺がこんな事を言うのは 情けないですけど…力を貸していただけますか…?


八「分かりました、私でよろしければお手伝いしましょう」

 まぁ。 オオガキ君を手に入れるのはまた 次の機会にしますか――


ブワン―


紫「さぁ、ついたわ 此処がケイゴ君の意識内よ」


レ「ここが…」

何もない…


ゆ「何も無い所ねぇ」


レ「…」

さらっと言うなよ…


紫「暴走してるんだから無理も無いわよ」


レ「そうね…あの時私の名前を呼んだ時のケイゴ…とってもつらそうだったわ」


ゆ「愛されてるわねぇ~ケイゴ君」


紫「本当ねー 私もそれくらい真面目に愛せばキィー君は振り向くかしら」


レ「ちゃ…茶化さないで頂戴! いいからさっさと動くわよ!」


紫「はいはい、私も早く戻りたいしね」

(キィー君…半分の力で何処まで耐えられるのかしら…)


――



レ「――!」

なっ…ケ、ケイゴ・・・?


紫「着いたわね― あれがケイゴ君の中心」


ゆ「あらあら…」


私達が見ている方向にはガラスの球体に囚われたケイゴだった


レ「ケ…ケイゴ!」


紫「あ、レミリア! 待ちなさい―!」


レ「ケイゴ!今助けるわ― ッ!?」

バシッ―!


な…何よこれ…何で「こいつ等」が…居るのよ!!


紫「幽々子!」


ゆ「任せなさい 華霊-ゴーストバタフライ-」

バシュンッ!


紫「…大丈夫かしら、レミリア」


レ「一体…どういう事なの、何で私の世界の吸血鬼達が居るのよ」


紫「…ここはケイゴ君の意識内 彼が今まで見たものが具現化されているの」


レ「成る程…ケイゴを疎んでいた奴等なのね…」


紫「えぇ― けど、気にしないでいいわ 所詮 偽者達なのだから」


レ「そうね… ケイゴを起せばこいつ等は消えるのよね」


紫「その通り、だから スキマでケイゴ君の近くに送るわ 後は貴方次第」

ブワンッ


レ「分かったわ、有難う…紫」


紫「ふふっ、貴方に素直にお礼を言われるなんてねぇ~♪」


レ「…うるさい 行って来るわ」

そう行ってスキマの中に入っていった


ゆ「出来るだけ早くお願いね~」


紫「さて、幽々子 気張るわよ――」



ブワンッ――


レ「ケイゴ!」


ケ「…」


レ「目を開けなさいケイゴッ!」


ケ「…」

駄目だ…目を覚まさない…


レ「何で― 目を覚ましなさいよ!…目を…覚ましてよッ お願い だから…ケイゴ――」

私はそっとケイゴの頬に手を当てた


ケ「…」

しかし、ケイゴは一向に目を覚ます気配はなかった


レ「…」

私はゆっくりと顔を近づけ ケイゴに口付けをした なぜかは分からないがそれをする事でケイゴが戻ってくる気がしたから


レ「…ッ」

ケイゴッ!――


ケ「…うっ・・・」


レ「!」

唇を離しケイゴを見た


ケ「ウッ、グオォォォォォォォォォォァァァァァァァァッ!!!!」


! ケイゴが元に戻り始めてる! レミリアお嬢様達…上手くいったのか!


八「おや、そうみたいですね」

そろそろ引き際ですかね しかし、甘くみていましたねぇ まさか元に戻すなんて―



グオォォォォォッ――


紫「っと、どうやら上手く行ったみたいね♪」


ゆ「そうみたいねぇ~ はぁー疲れたわ」


紫「動けないからキィー君にお姫様抱っこしてもらって帰ろうかしらっ」


ゆ「駄目よ~ 紫、キィー君に迷惑かけたんだから~」


紫「うッ…」




ケ「…!? レ、レミリアお嬢様!?」

頬を赤くして私の名を呼んだ


レ「…ケ、ケイゴッ!!」

私はそれを無視してケイゴに抱きついた


ケ「レ、レミリアお嬢様…」


レ「馬鹿…心配したわよ」


ケ「…すいません」


レ「許さない」


ケ「うっ・・・」


レ「ふふっ 嘘よっ お帰りなさい、ケイゴ――」


ケ「ッ! は、はい ありがとうございます レミリアお嬢様」


レ「お礼なら 後で皆にもいいなさいっ」


ケ「は、はい」


レ「さ、帰りましょう」

そういって私はケイゴの手を取って 紫の作ったスキマへと入った



ケ「グウゥゥゥゥッ…」

暴れまわっていたケイゴは 大人しくなり 地面に倒れた


「…ふぅ 終わったか、八重さんありがとうございま―あれ…?」

居ない・・・? 一体何処に行ったんだろう?


ブワンッ―


「ん、帰ってきたみた――((キィー君ぅぅぅぅぅん!)) うわぁッ!?」

スキマの開いた方を見た瞬間俺は 紫さんとゆゆこさんに抱きつかれて 倒れた


紫「キィー君!私疲れちゃったの! お姫様抱っこしてって!」

ゆ「駄目よキィー君~ 甘やかしたら付け上がるわよ~ それに私の方が抱き心地いいわよ~」


「…お、下りてください…」


レ「…何やってんのよ」


ケ「う…うぅっ」


「お?」

どうやらケイゴ起きたようだな


レ「おはよう ケイゴ」


ケ「…お、おはようございます レミリアお嬢様」

何かしらんがケイゴ照れてないか?


「ケイゴ、お帰り」


ケ「オオガキ…レミリアお嬢様達から聞いたよ すまなかった・・・」


「あぁ、気にするなよ~ 友達として当然の事しただけだ」


ケ「気にするなって… ありがとう」


「おうっ」


紫「キィー君ー 私もう疲れたわ~ 紅魔館で 休ませて~」

ゆ「私も~」


「お、俺に聞かないで下さいよ…」


レ「今回は助けられたし…不本意だけど来ていいわよ」



紫「だって! キィー君、つれてってー!」

ゆ「私も連れてって~」

ぎゅうッ!

「おわっ! ふ、二人はキツイですってぇぇぇ!」


レ「私達は先に行くわよー」

そういってレミリアお嬢様は ケイゴの手を握って歩いていった ケイゴは何か物凄い照れてるなぁ 何かあったなこれは!


紫「きゅうに 親密になったわねー」


ゆ「私も きぃー君とあれくらいになりたいわね~」


「…私達も行きましょうか」

結局二人を担ぎながら 俺は紅魔館に帰ることになった


帰る途中 俺は何度か 八重さんの事を二人に話そうか迷ったが 何度も悪戯をされ いつの間にか忘れてしまっていた