ケーブル延暦寺駅を発車
発車するとすぐに左カーブ
絶景を楽しみながら下山します。
スリルもあり、内心ビビってたのは内緒でw
2つある中間駅の一つで、山上側の
もたて山駅を通過!
降車希望の際は乗車駅で下車希望の旨申告、乗車希望の際はホームに備え付けの連絡用電話で乗車希望の旨申告するかたちとなり、申告がなければ通過となります。
山上側のトンネル
離合地点に差し掛かり、上りケーブルカーとすれ違い。
写真を見るとあるものが見当たりません。
それは「架線」です。
これは車両にバッテリーを搭載して、ケーブル延暦寺・ケーブル坂本の両駅にて停車中に設置されている架線から車両のパンタグラフで電気を取りこんで充電する方式を取っており、充電したバッテリーによって客室の照明や放送などのための電力を供給しているためです。
ケーブルカー自体は無動力となっており、走行については山上のケーブル延暦寺駅の運転室より操作しているため、通常の電車のように電気を取り入れてモーターを回すことはありません。元々は通常の架線式ではありましたが、悩みの種であった景観(眺めなど)や倒木・積雪などの被害を受けやすく管理が大変なため、設備の老朽化を機に架線レスのバッテリー式に更新されました
。これにより景観がよくなったのと災害時の復旧までに要する時間が短縮されるといったメリットも。
ちなみに先頭にいる乗務員の方は車掌さんで、ドア開閉や前方の安全確認や(緊急停車を要する際に)非常ブレーキの取扱いなどの業務を行っております。
最近ではJR東日本の烏山線・男鹿線、JR九州の香椎線・若松線(筑豊本線)において、同様の方式を使った蓄電池電車が登場しております。(こちらは非電化路線において動力にも使われます。)
山下側のほうらい丘駅を通過!
もたて山と同様申告式となっており、申告がなければ通過となります。
まもなく終点、ケーブル坂本駅に
長さ日本一を誇るケーブルカーでの約12分の旅を終え、ケーブル坂本に到着。
続きます・・・