【婚活読本】運命か、それとも…? | ゆるっとマインドで過ごす方法~婚活と結婚、時々マインドフルネス~

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6月22日より封切になった、映画「さよなら渓谷」




その原作となった小説です。


さよなら渓谷 (新潮文庫)/新潮社
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映画の予告では、かなりネタバレしている感がありますが、


それでも、小説は面白いです。


映画「さよなら渓谷」予告編 →  http://youtu.be/8CMo0w9Kig0



この物語はミステリーではなく恋愛小説。


どこにでもいる普通の夫婦の過去が明らかになるにつれ


普通の夫婦ではなかったのか?ということが分かってきて


その果てにあるものは……?


という物語なのです。




婚活をしていると、「結婚って、なに?」って分からなくなること、ありますよね。


それは、「この人と結婚していいのかな?」という迷いではなくて


「結婚」というものに対する(結婚前の)正解みたいなもの。



例えば、よく既婚の方に言われません?


「頭で考えてたら、いつまでも結婚できないよ」とか


「結婚は、勢いやで!!」とか。



うーん。


すごく好きなら考えている暇はないだろうけど、相手がいないよ。


だったり、


勢いって……、わたしは結婚してもいいけどね…相手がね…。


だったり。


心の中で反論しながらも、分からなくなってしまうのです。


「結婚って何なんだろう?」って。



もしかして、運命の人が現れたら一瞬で恋に落ちたり、


迷いなく結婚に向かうんだろうか?


なんて、考えてしまうけど、今度は「運命って何?」と頭を抱える。


婚活世代って、忙しいんですよ。自分の中の答えを探すのに。




わたし自身、頭で考えるほうなので、考えるのは悪くないと思っています。


ですが、恋愛に対して慎重になることと、まったく心が動かないのは


違うような気がするのです。


つまり、頭で考えてしまうあまり、心が作動しないのはまずいなぁ、と。



結婚って、運命って、よく分からないし、相手もいない。


という方は、ぜひこの小説がおすすめです。



主演の真木よう子さんが「A-Studio 」でこの映画のお話をされていました。


撮影中にとてもつらい気持ちになったそうで、


「これは真木よう子の身に起こっている出来事ではない!」と


自分に言い聞かせてないと乗り越えられないほどだったそうです。


そして、笑福亭鶴瓶さんは、真木さんに”女優の業”を感じるとおっしゃっていました。


この物語も、夫婦になる”運命”ではなく”業”のお話。


最近、考えすぎて心が動かないという人は


物語を通して問いかけられ、揺さぶられるはずです。



結婚とは、愛とは、幸せとは、なんなのか?


自分なりの答えが出るかもしれません。


自分自身がこの夫婦のようになるというわけではなく、ね。





この物語と雰囲気や読後感が似ていると個人的に思う小説です。

あやまち (講談社文庫)/講談社
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どちらも恋愛とミステリーが絡んでいて、


甘くない恋愛小説が好きな人におすすめです。