何度も私をぶっ飛ばすそれは
ピンク色だった
何度も何度も向き合って
そのたびに緊張が走って
汗が伝う
何故これほどまでに恐れているのかわからない
ただ早く終わって欲しかった
もう立っているのもやっと
なのに一向に終わる気配がない
私が負けるしかないの?
自ら突っ込んでゆき
ピンクのそれに噛みつき
喰いちぎった
「まず」
走りながらそう呟いた
マシュマロ編