突然ですが、薬膳の先生は健康、というイメージありますか 笑
食養生を教える先生が病気なんて、登壇する講師として自己管理できていないと批判する先生もいるのですが、風邪やインフルエンザであればごもっとものような気もしますが、もともと生まれ持った体質もありますし、なかなか難しいですよね~。
先月末から耳の調子が悪く、いやな予感になり、いよいよ心配になり病院へ行きました。
市内の耳鼻科を受診したのですが、とてもたくさんの患者さんがいらっしゃるのに問診が丁寧で、検査器具も充実していて、納得のいく説明と細かい検査をしてくれました。
耳管開放症という病気でした。
耳と鼻・のどをつなぐ管(耳管)が開きっぱなしになるために起こる病気です。
耳管開放症はまれな病気でなく、全人口の5%に存在している可能性があるのだそうで、自声強聴や耳閉感がよく見られる症状なんですって。
自分は耳から音が出ている感じの症状なのですが、聴力は難聴スレスレの検査結果でした。
原因はストレス、血行不良、脱水症状、体重減少、ダイエットなどだそうです。
そういえば、昨年末から働く環境が変わりものすごいストレスが・・・笑
先生から今後の治療方針と対処療法の説明を受け、投薬は段階的に、水分を多く摂ったり寝る姿勢などを教えてもらいました。
そしてこの病気の前提に「体質」がある、という説明に思わず失笑。
先生も笑います。
そして投薬治療開始。
1週間様子を見て次の治療方針を考えることになりましたので、その間にせっかく都内まで通い2年近くもかけて漢方や薬膳のことを勉強したので、漢方医学的にはこの症状、どういうことなのかと調べてみたら、気虚または血虚から起こりうる症状と考えることができるということがわかりました。
納得ですな~。
漢方薬は何がよいかと弁証してみると、補中益気湯が該当しました。
漢方や薬膳の考え方では、本当は病気にならないようにするために未病を防ぐために働きかけるわけなので、病気にならないのが一番良いのですが、なってしまったら仕方ないと思いますし、じゃあそのあとどうするのかという考え方も漢方や薬膳の知識を使って合わせていけばよいのだとわたしは思います。
今日は気虚血虚にオススメの食材をふんだんに入れた薬膳鍋です。
また書きますね~(^^♪