著者:宇都宮直子
出版:集英社
有隣堂に最期の一冊が置いてあり、
思わず手にしました。
1977のフィギュアスケート世界選手権で日本初のメダリストに輝いた佐野さんの時代から、羽生選手や宇野選手が活躍している現在の日本男子フィギュアスケートの在り方が描かれています。
先駆者である選手やコーチのトレーニング方法の試行錯誤や、
当時のフィギュアスケートにおける世界情勢の移り変わりが興味深くも感動的で一気に読み進めていきました。
私はトリノオリンピックでプルシェンコさんや高橋大輔さんの演技を観て、少しずつフィギュアスケート男子シングルの個性的で迫力がある演技に魅了され、女子だけでなく男子にも注目するようになりました。
YouTubeで様々な国の、様々な時代の選手の演技が観られる今、
先人達の強き想いと行動力に感謝しつつこの著書で学んでは如何でしょうか。