白がすべてを塗り替えていく
嘘も偽善も見栄も
日常の風景と共に覆い隠されてしまったのだ

冷気を帯びた白は
便利さを凍てつかせて
僕らの真の心を観ている
私達の絆の深さが蘇る様を見守っている

白が溶けて流れ消えるとき
わだかまりも憎しみも復讐心すらも
浄められていくのだろうか