とある方のブログ記事で、
様々な方面から感覚情報が脳に入力され、それらの情報を仕分けし対応する『感覚統合』という能力が、
さまざまな困り事の改善に繋がるキーワードの一つとして紹介されていたのを拝見し、
図書館で検索したところ、この著作に出会うことができました。

私は小学生の頃、
聴力検査では異常なしとされていたものの、
クラス全体での、先生の指示の内容や手順を正確に聞き取り理解し行動することができずに一人だけ遅れてしまったり、間違った行動をしてしまったりして先生に

『人の話をちゃんと聞きなさい!』

と注意され、クラスメイトにはバカにされたり責められたりする場面がありました。

また、折り紙は角と角を合わせて折ることはできず、
自転車には乗れず、ボール遊びはルールが理解できず、
鉄棒は数十回に一度、恐怖に打ち勝ち前回転できれば御の字で、逆上がりは補助器を使用しても鉄棒上で上体を起き上がらせる段階まで到達できず、
長縄飛びではタイミングを合わせて飛ぶことはおろか、
長縄を振る筋力が足りないためか、
長縄の重さに振り回されて
クラスメイトが飛びやすいように回すことすらできず…
そもそも、教材と筆記用具を抱え一列に並んで階段を登り降りして教室移動するのでさえ段差に恐怖を感じギクシャクした動きでクラスメイトに迷惑をかけてしまいました。

こうした一連の出来事や忘れものが多い上に体調を崩しやすくて休み勝ちだったこともあり

『やる気がない』

『のろま』

『し…(とある障害に対する蔑称なので略します)』

となじられいじめに発展しました。