一昨年救急病棟で入院していたときは飢餓状態がひどい上に眼鏡をなくして物体の大きさや輪郭や距離感が正確に掴めていないせいか、
夢と現実がごちゃごちゃになり
自分のベッドは時空を旅する舟形の特別仕様で心電図を測る機械は通信機、医療関係者の皆さんは未来人で、私が夢の世界で活躍できるように支援しつつ研究を進めていると本気で信じていた。
ある時はドキュメンタリーチックなコメディ番組のコーナーに出演し
ある時は森の中で冒険し、ある時は荒波や機関車とレールの間で移動しながら魂の許しをこう。
そして何故か七夕の朝に覚醒して命や食に感謝する言葉を口にすると
母が面会にやってくる。
ところがある日、私は大事な許可証である手の甲に埋められた点滴の針を抜いてしまい、
記憶がさらに混乱し、覚醒時の台詞すら忘れてしまう。
その行為がきっかけで私はプロジェクト?から外されたらしく平行世界に取り残されたと錯覚。
それから入院後初の入浴のため車椅子に乗せられたり、三人がかりで全身を洗われ、放心状態で見舞いに来てくれた母と話をし、だんだんと意識が目覚めていき
現実に帰還すべく少しずつADLを取り戻すべく一層努力して退院までこぎ着けた。
夢と現実がごちゃごちゃになり
自分のベッドは時空を旅する舟形の特別仕様で心電図を測る機械は通信機、医療関係者の皆さんは未来人で、私が夢の世界で活躍できるように支援しつつ研究を進めていると本気で信じていた。
ある時はドキュメンタリーチックなコメディ番組のコーナーに出演し
ある時は森の中で冒険し、ある時は荒波や機関車とレールの間で移動しながら魂の許しをこう。
そして何故か七夕の朝に覚醒して命や食に感謝する言葉を口にすると
母が面会にやってくる。
ところがある日、私は大事な許可証である手の甲に埋められた点滴の針を抜いてしまい、
記憶がさらに混乱し、覚醒時の台詞すら忘れてしまう。
その行為がきっかけで私はプロジェクト?から外されたらしく平行世界に取り残されたと錯覚。
それから入院後初の入浴のため車椅子に乗せられたり、三人がかりで全身を洗われ、放心状態で見舞いに来てくれた母と話をし、だんだんと意識が目覚めていき
現実に帰還すべく少しずつADLを取り戻すべく一層努力して退院までこぎ着けた。