【禅】喝 (2) | 対人恐怖で悩む内向型治療師のブログ

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私は対人恐怖で、緊張すると手が震える小心者の治療師ですが、
それでも30年余、延べ10万人も施術してくることが出来ました。

その経験から、対人恐怖でお悩みの治療師のみなさんに、
メンタルや施術方法についてお話したいと思います。


(一)有事一喝如金剛王宝剣


金剛というのは梵語跋折羅(ばしゃら)の訳で、金中最剛の義です。


だから金剛王宝剣は、最も堅固であり、最も鋭利であって、どんなものでも一刀両断にすることができます。


あるときの一喝は、そういう金剛王宝剣のような一喝であるというのです。


この一喝に出会っては、迷いも悟りも、理屈も道理も、天国も地獄も、すべての妄想分別は一刀のもとに断ち切られてしまいます。


すなわちこの一喝は、なにもかも根本からそっくり断ち切り払い尽くして、兎の毛もとどめない、そういう活作用をもった一喝なのであります。



(つづく)








(※)

「茶席の禅語」(西部文浄著) から引用させていただきました。 





















厳しい働きの一喝ですね。

私たちのような対人恐怖ですと、過敏で気が弱いので、そのような一喝をされると、傷ついて落ち込んでしまいそうです。

相性の良い師匠、徳の高い師匠を選ばなければならないというのは、こういうことでも分かるような気がします。