今週のマーケットは、踏み上げ終了後のイベント前のポジション調整に終始して終えています。東京市場も米国市場も週を通して薄商いとなっており、来週以降から売買代金が増加するかどうかがポイントになりそうです。

 

週末には、他の理事ではなく議長が株式市場の楽観に警鐘を鳴らしたため、やっとそれなりの下落となっています。ブルームバーグの誰かさんへのインタビュー記事で、「議長自身がインフレ抑制優先」と言わない限り楽観が続く といった内容が10日くらい前に出ていましたが、その通りとなった模様。

 

ナスダック日足チャートです。

大きく下げて今月の上昇は行ってこいとなりましたが、6月安値から見れば下値を切り上げており更に下げていかないと調整の範囲内です。チャートの通り、まずは下値支持ラインと重なる11842pt.の75MAを維持するかどうか、仮に割り込んでも一目のクモのねじれが11500pt.近辺に控えており、年初来安値を更新するにはやや下値に抵抗があります。逆に言えば、ここいらを割り込めば投げ売りがかさみそうです。

日経平均週足チャートです。

以前指摘した75WMAは28092円となっており、来週の焦点と考えています。割り込んで28000円も維持できなければクモ上限の27734円がサポートになります。但し、日経平均は日足では急伸してきたため25MAのある28250円近辺を割り込むと下値サポートはあまりなく、200MAの27534円が強いサポートになります。

 

つまり、日米株価指数ともに下がれば下がるほど下値サポートが脆弱となり週末や週初の下落で持ち堪えられるかどうかで深い下落となるか、下値は堅いとなるかが想定できそうです。

 

今後想定されるファンダメンタルズからは、個人的にはまだまだ下落は序の口と考えていますが、カネ余り相場ではショートカバーや新規資金及び待機資金が無茶苦茶にあるようなので、出来るだけテクニカル的な売買を続けることが良さそうです。

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