NHKは、「ロシアが侵攻するウクライナの激戦地バフムトでは、ロシア側が完全掌握を発表する一方、ウクライナ側は郊外で反撃を続けていると強調しています。」と述べています。ウクライナとロシアの主張は矛盾しているように思えます。しかし、ロシアは、バフムト「の市街地」を陥落させた、と考えると両者の発表に食い違いはありません。

 

https://southfront.org/  はバフムトにおけるロシアとウクライナの勢力圏を日々アップしていました。3月12日から5月21日まで約2週間おきに新しい方から記します。ロシアがゆっくりと勢力を広げ、5月21日に市街地を掌握したことがわかります。以下の図で、茶色がロシア、濃い青がウクライナの勢力圏です。

5月21日

5月6日

4月23日

4月10日

3月26日

 

また、https://southfront.org/ は、バフムトにおける今年2月10日から5月9日までのロシアの勢力圏拡大の様子をビデオで示しています。

https://southfront.org/in-video-russian-advance-in-bakhmut-on-february-10-may-9-2023-map-update/

 

無茶苦茶に破壊されたバフムトですが、だれが復興させるのでしょうか?

これはウクライナでもアメリカでもありません。バフムトを占領した国、つまりロシアです。