狼 | xyavのくしゃくしゃブログ

人間は互いに狼である。


ホッブズは、互いに狼のままでは安心して生活できないため、王や議会に権限を与えて統治させる社会契約説を唱えました。


狼である状態は、また、万人の万人に対する闘争とも言われるようです。


現在の社会は競争を発展の推進エンジンとしていますが、もはや競争は闘争となり、生活を脅かしさえしてきているように感じます。


日本の文化では対立はケガレを生じ秩序を乱すため避けるのですが、狼から人になる知恵とも言えそうです。


狼であれば緊張を強いて安らぎを奪い、ストレスを生んで体調は戦闘モードに切り替わり、執着的になります。


こーだ、あーだ、との批判は粘着質になっていて、ストーカー的でネット依存のような状態です。


対立はこころの健康を奪うだけでなく、体の健康も損ないます。


狼の闘争を減らす知恵として社会契約と言うようなことを持ち出さずとも、ぎすぎすする対立は避けた方が良いよね、という和の文化で紛争を解決し人類に貢献する可能性がある気がします。