反捕鯨 | xyavのくしゃくしゃブログ

反捕鯨

欧米の反捕鯨の押し付けにはうんざりしますが、なぜこれほどに反対するのでしょうか。


様々な理由があるのでしょうけれども、その一つには、理性への信頼の強さがある気がします。


人間の優れた点は何と言っても理性がある事であり、クジラにもこれがあるのが特徴。


理性を軽視することは人間を否定することになるから、許せない、抵抗するしかない。


神のごとき人間、それくらい人はエライのだ、完全で完璧であるという認識であり、捕鯨は家族を傷つけられ殺される感覚だと言えます。


同じクジラを見ても方や動物、方や人間に見えるのですから説得は難しい。


神への冒涜同様どころか、神は宗教ですが理性は現実です。


欧米は多様性を認める重要性を説くのに、その多様性は実は真の多様性でない事がこの反捕鯨においても証明されています。


つまりは自分の信じる価値観以外の価値観を認めないだけでなく、他に強要するのですからそれは多様性とは真逆の画一性、同化の強制であって多様性の否定です。


正しい、正義だ、と考える自由があるのは当然としても、その尺度は常に変化します。


他人の尺度を認めず自分に従え、ではこれは多様性の否定なのです。


これまでも尺度は変化してきたのですから、互いに認め合う姿勢、敬意を持つことを知ってほしい気がします。