生命倫理 1
いきなり臨床に使用したとか 嘘だったとか、騒動になっている。
今年のノーベル賞を獲得したが これは避けて通れない問題だ。
生命倫理は 非常にデリケートな一面を含み、軽々しく述べてはいけないが 敢えて挑戦してみたい。
なぜ繊細かと言えば 不妊治療を受けて誕生した人が多数存在するからであり、その人たちを傷つける恐れがあるからだ。
しかし私が述べずとも これは今後議論が盛んになり、その人たちは微妙な立場を認識するようになる。
生命は神秘的であり 特に人の命はかけがえがなく、神聖であり 大事だと誰もが感じている。
よって 殺人を犯してはならない。
では なぜそのように特別なのか。
その理由のひとつには 生命倫理がある。
医学が発達するまでの時代では 病気や事故で多くの人が亡くなる為、いのちは大切だった。
人間も他の生命と同じように多産で そして多くの命が奪われていた。
やがて医学が発達し少子化の時代となったが しかしそれでも人はかけがえがない。
その誕生と成長を振り返れば
1 性行為によって受精卵ができる
2 母体の中で10カ月を過ごす
3 生後1年ぐらいは非常に弱体である。
多くの人は、この 1~3 の過程を経て誕生し、成長しているが 不妊治療によって、ここに人工的な手が加えられる。
これが生命倫理の問題である、次回も。