生産と福祉 | xyavのくしゃくしゃブログ

生産と福祉

国民は生活を維持するために生産活動を行っている。


この生産活動の中に勿論福祉も含まれているが 何か福祉は余分なモノで生産性は低く、これは削減するほど効率は良いと思われてないだろうか。


全く違う。


年金や子供手当が全く消費に回らず貯金されるだけならこれは生産活動にはならないが、例えば医療などは立派な産業だろう。


そして介護も付加価値の高い生産活動である。


ICチップのように 目に見えるモノで集積した技術の必要な製造業だけが生産なのではない。


理髪業や美容室も生産なら エステやマッサージも生産だろう。


仮に一人で2人の介護をしていた人が 3人の世話をすれば1.5倍の生産となり、またもし素晴らしい技術で3倍の価格で介護を行えば、3倍の生産となる。


介護のニーズがあるのであるから そのサービスの内容を磨き、そして高い技術に高い料金を負担すればよい。


貯蓄をすれば生産ではないが 福祉へ支出すればそれは全ての国民の生活の糧を稼ぐ生産活動である。


生産は いくつの生産をしたかと言う数量が問題なのではなく、いくらの価値の生産をしたのかと言う金額が問題なのであって、モノだけではなくサービスも生産となる。


成熟したこれからの日本は これら福祉のようなサービスの生産も盛んになって行く筈である。