2005年07月12日(火)

<超現象ー5>

テーマ:超現象

この記事は<超現象ー1> からの続きです。
先にお読みになってから、この記事をお楽しみ下さい。


(順にリンクを辿っていけるようにしてあります。)



ストーリー仕立てになっておりますが、こちらは実話です。






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翌々日の夕方、先日と同じファミレスに大下さん、私が先に到着した。

取り合えず2人で中に入って、松山さんの持ってる能力などを軽く説明しておきました。

松山さんに対して、新興宗教の教祖のようなイメージを持たれると困るし
お布施を取る教祖様のように思われても困るからです。






松山さんは本当にごく普通の主婦です。
私が松山さんと知り合った頃は、こういう話題を一切出さない人でした。


本当にこういう関係のものが「見える」人は、普段口に出すことはありません。
こんな話しを信じてくれない人の前で話すと、それこそ「おかしい人」のレッテルを貼られるので
自分から話題に出すことのない人が多いみたいです。


松山さんは、偶然、もっと「見える」人と知り合い
色んな事を教えて貰い、更にその能力をパワーアップさせたそうです。

それもこれも、私が「見える」と言う話を松山さんにしてから知った内容なんです。







そもそも、私が何故、松山さんに「見える」ことを話そうと思ったのか、今も思い出せません。
その話しをする寸前まで、松山さんが「見える」と言うことを知らなかったのですから。

今から考えれば、同じ匂いを感じていたのかも知れませんねぇ・・・。



何度も書きますが、「見える」と言うことは、見えない人から特別視されることも多く
自分と同じように「見える」人でないと、わかってもらえないことも多いです。


「自分は見えないけど、そういう能力を持った人がいる」と理解を示してくれる人はいいのですが
そうでなければ変人扱いされてしまう可能性があります。


私が「見える」ようになる寸前は、少なくともそうでした。


「(゜Д゜) ハア??何が見えるわけ?私には見えないし、何も感じないからね。
 それだけ言うんだったら、私に見せてよ!」


なんてことを平気で言う女でしたね(-"-;A ...アセアセ



ほんと、あの頃そういって傷つけてしまった人たち、m(_ _;)m ゴメン!!








話しを元に戻しましょう。





私が生きてる人担当だとすれば、松山さんは死んだ人担当と言う感じで、見える担当範囲が違うのです。


ただ、今回の場合は大下さんの息子さん自体は亡くなっていて
本人は自分が死んだということを自覚していない状態なので
松山さんとの連携プレーが必要だと思い、来てもらうことにしたのです。



大下さんと2人で話しをしていて、誤解のないように説明をし終える頃、松山さんが到着しました。


「こんにちわ。はじめまして。大下です。」


「ごめんなさいね。お待たせして。松山です。」


「いえいえ、こちらこそ、わざわざ出向いて頂きまして・・・」


大下さんは松山さんを見て、ほっとしたようでした。


松山さんの風貌が「いかにも」と言う感じだったら、構えてしまって
その先の話しへ入りにくかったかもしれませんが
どこから見ても「普通のおばさん風」だったのが良かったのかも知れません。






「一通り、みきちゃんから事情は聞かせて貰ってます。
 今日は、息子さんの彼女さんって、ここへは・・・?」


「仕事が終わり次第、連絡をくれることになってます。」


「そうなんですか。じゃ、それまでにざっとお話させてもらっていいですか?」


「ええ、なんでも聞いてください。
 息子がやってることだとハッキリした方が、私は安心出来ますから。」



さすがに、大人同士の会話なのでスムーズに進みます。
無理に私が間に入る必要もなく、松山さんは私から聞いた話の確認を始めました。


大筋は私が報告しておいたのですが、その場その時の感情などは
私を経由するより、本人から直接聞いた方がいいと思って
あまり詳しく説明していなかったのです。


一通りの話しが終わった時、松山さんが深呼吸と共に質問をしました。


「大山さんは息子さんに、あの世へ行って欲しくないと思ってるでしょう?
 だから、影膳みたいなことをしてませんか?」


「影膳って言うか、あの子が死ぬ前と全く同じにしてますよ?

 私がお茶を飲む時は、あの子の分も入れるし
 夕飯の時もあの子の分を私の向いに置いて『ほら、食べる?』って。


 私がビールを飲む時はコップに入れて『やっちゃんの分、ここに置くよ』って
 ちゃんと声をかけてますよ?」


「やっぱり・・・」


松山さんはふ~っとため息をつきました。




何故、大山さんの影膳がわかるのか、私には疑問でした。

松山さんは死んだ人担当で、生きてる人のことが直接わかるとは思っていなかったので
大山さんがしていることが、何故わかったのか質問してみました。


「ん~とねぇ、息子さんから来る感情が、余りにも生きてる人と同じ波長なのね。


 お腹が空いたとか、喉が乾いたとか・・・
 この世に生きてる肉体を持ってないと沸かない感情って言うか
 体の欲求みたいなのを、息子さんから感じるの。


 でも、本当はもう息子さんの体は残ってないわけだから
 お母さんから目の前に出されたご飯やビールやお茶が、飲めないのよね。
 それをもどかしく感じてるみたいで・・・。


 だから、影膳とかしてないかな?って思ったの」


松山さんは、大山さんを直接見て感じ取った訳ではなく、
大山さんの息子さんの霊から感じ取って、推測して答えを導いたようでした。






そして松山さんは、大山さんへ影膳を止めて息子さんを成仏させてあげる方がいいのだと言うことを
一生懸命に説得し始めました。


大山さんは息子さんが自分の側にいてくれるなら、成仏しなくていいと・・・
私と話しをした時と同じ意見のままでした。







2人のやり取りは大人な会話でしたし、言葉使いも普通で、口調も穏やかに見えますが
松山さんが説得しようとしても、大山さんが頑なに拒んでいるのはわかります。


私に「見える」能力がなくても、大山さんの息子を思う気持ちは痛いほど伝わると思います。






途中、何度もドリンクバーでお替わりしたせいか、大山さんがトイレに席を外しました。


「みきちゃんも今のやり取りを見てて、わかったでしょ?
 彼女が来るまでもなく、大山さん自身が息子さんを引き留めてるのよ。


 彼女がここにくれば、もっとハッキリわかると思うけど
 説得のターゲットは大山さんに絞っていいと思うのよ。」


「でも、自分との喧嘩がきっかけで自殺したって彼女が思ってれば
 すんごい後悔してるかも知れないでしょ?
 彼女もやっちゃんに心を残してる状態かも知れないでしょ?」


「いや、彼女が来てからの方が説得しやすいかもしれないわ。
 まあ見てて・・・。」


大山さんが席を外した隙に、交わした会話の意味を知るのは、彼女がファミレスに現れてからの話しでした。

この時は、どんな風に話しが展開していくのか、まだ私には予想がつきませんでした。







大山さんがトイレから戻ってすぐ、携帯が鳴りました。

彼女から「仕事が終わった」と連絡が入ったようで
「こっちに来れる?」と大山さんが場所の説明をしていました。





20分後、彼女がやってきました。


「こんばんわ。」


「こんばんわ。ワザワザ来てくれてごめんね。 昨日話しした、松山さんとみきちゃん。」


「こんばんわ、はじめまして」


大山さんにも私たちにもキチンと挨拶の出来る可愛らしい感じの女の子でした。






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