ソレントでのランチ
お昼ちょっとすぎたところでソレントのレストランに到着。
TASSO です。
まずは飲み物系から行ってみましょう。
乾杯用のビールで準備したのは、こちら
おなじみ MORETTI のビールなんですが、この BAFFO D'ORO というのは、
日本で言うところの「ゴールドラベル」ってところでしょうか?
オリジナルのモレッティーはコクはあるのですが、ちょっと酸味があり、
なんとなく口に雑味を覚えるのですが、
こちらはどっしりとしたコクと爽快なのど越しで、やっぱりゴールドラベルって貫禄がありました。
でも、なかなかスーパーなんかには売っていないんですね。
今度見つけたら絶対買おうっと。
で、白ワインはこちら
ファランギーナ DOC です。
地元カンパーニャ州のワインで、葡萄の種類はもちろんファランギーナ種。
フルーティーさとさわやかな酸味を感じるさっぱりとしたワインです。
赤ワインは、これまた地元では有名な Lacrima Christi del Vesuvio
ラクリマ・クリスティ・・・そうです。「キリストの涙」という意味のワインンは、赤・白、両方ありますが、
今回は白ワインは、ファランギーナを注文したので、赤ワインにしてみました。
個人的には、ラクリマ・クリスティ、軽めで、ちょっと甘い感じがして、あまり好きではなかったのですが、
このメーカーのは、そんなに甘くなく、しっかりとしたコクもあって、なかなかおいしかったです。
このラクリマ・クリスティってワインは...
むかしむかし、神様によって天国から追放された大天使(サタン)は、
天国からそのの土地の一部を持ち出して逃げました。
あわてて逃げたので、途中で盗んだ土地を落としてしまいます。
その場所にポンペイの町が出来たそうです。
その後、ポンペイの街の人々は悪行の限りを尽します。
しかし、それが神の怒りにふれて、ベスビオ火山が噴火し、街は滅んでしまいました。
その悲惨な様子を、天から眺めていたキリストが、悲しさのあまり涙を流し、
その涙が落ちた場所から素晴らしいワインが生まれましたとさ。
19世紀にナポリを訪れたゲーテは、
「なぜキリストはドイツで涙を流してくれなかったのか....」
と嘆いたそうです。
たくさんのメーカーがこの銘柄のワインを作っていますが、味もいろいろあります。
こちらのは結構お薦めでしたよ。
というわけで、レストランのお話を書こうと思ったけど、先にお酒でいっぱいになってしまいました。
なのでお食事のお話は、長くなってしまうので次回へ。
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