タンスの整理をしていたら、ちょっと面白いものが出てきました!

『私の好きな日本語』

「おもしろきこともなき世をおもしろく」
これは幕末の志士、高杉晋作の辞世の句です。尼が「すみなすものは心なりけり」という下の句をつけました。この言葉を私は常に心に刻んでいます。人はそれぞれ歩んでいる道が違います。そして、自分自身の人生をおもしろくするのも、つまらなくするのも、その人の心持ち次第です。高杉は最後の力を振り絞り、このことを私たちに伝えてくれました。日本をよくするために尽力した高杉の言葉だからこその、重みがあると思います。
この言葉に出会うまで、私は、自分の力で人生を切り開いていくのだという気持ちが薄く、流されるままに過ごしていました。しかし、この高杉の辞世の句で、自分の力で道を見つける努力が必要なのだと気づかされました。高杉の句、これが私の好きな日本語です。


これ、言語表現の授業の課題で書いたものです。400字で、毎回与えられたテーマについて文章を書きなさいという課題を出されていたのです。
400字は、文章を削って行かないと、あっという間に終わります。800字とか1200字あれば自由に書けるのですが、書きたいことを400字に収めるのは、実はとても難しいのです。
プレバトの俳句の夏井先生と、言語表現のおばあちゃん先生の考えは似ていたなぁと、今になって思います。400字作文も、俳句と同じで"言葉の無駄遣い"が出来ないのです。400字で鍛えれば、普通の文章はそれほど苦なく書けるのです。

それにしても、私は司馬史観に取りつかれていますね(笑)
司馬遼太郎が大好きで、一時期家の本棚は黄色く染まっていました。
その中でも『世に棲む日日』は私のお気に入り。その主人公の一人が高杉でした。
顔は圧倒的に土方歳三の方が好みですが(笑)

愛読書は何?と聞かれると、「『世に棲む日日』と『燃えよ剣』と『竜馬がゆく』」と答える、女らしさの欠片もなかった私のお話でした♡