この記事は、げんたろう Advent Calendar 2018 2日目の記事です。
水紀行とは…
げんたろうのtwitterアカウント(@xxgentaroxx)において展開されている、早稲田大学のキャンパス内の自販機・給水機などの、「飲料水」に関する施設をひたすらめぐって写真に収め、あることないこと解説していく企画です。
なぜこんなことを始めたのか…
水紀行の歴史とは、実はげんたろうのtwitterアカウントの歴史そのものだったりします。
というのも、私のアカウントの最初のツイートこそが
西早稲田・水紀行(第1回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年6月9日
56号館地下1階・理工カフェテリア内
(株)ヤマミズの給茶機「Eco茶友」が4台あります。
水・湯・茶(連続・定量)の4種類。
お茶を定量入れて、ギリまで水を入れるのが個人的におすすめ。 pic.twitter.com/aDyDgKEH4t
「水紀行シリーズ」第一作であるところの「西早稲田・水紀行」の第1回なんです。
「でもあれ、xxgentaroxxさんは2012年7月からTwitterを利用していますって書いてあるけど…?」と思ったそこのあなた、その通りです。
決して黒歴史をすべて消し去ったわけではなくて…
「ツイートするとポイントプレゼント」的なキャンペーンで使っていたぐらいで、大学に入ってからtwitterをちゃんと使おうと思って仕切りなおした感じです。
「twitter始めるとは言ったものの、どうせ定期的につぶやくネタでも用意しないと、すぐにつぶやかなくなるだろうな…」と思い、「じゃあキャンパス内の自販機をひたすら撮って上げてまとめれば面白いんじゃないか」と思ったのが始めたきっかけです。
と言いつつ、一発目から自販機じゃなくて給茶機ですね。これ給茶機っていうんだなぁというのもここで初めて知りました。
そう、これも大事な話なのですが、水紀行を始める前は、自販機周りの知識とか全然なかったんですよね。だんだん知識が増えることによって、「もう書くことないや」という事態が避けられているというのも、毎回のツイートを追っていくとわかります。
水紀行シリーズは自らモーメントにまとめておりまして…
西早稲田・水紀行(第2回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年6月10日
56号館B1Fの外(東の壁)
生協の自販機。サントリー・アサヒ飲料・大塚製薬・大塚食品・UCCの飲み物を売っている。
コーヒー以外はそれなりに棲み分けされている模様。 pic.twitter.com/J93ktKS1nF
はじめはひたすら、どの自販機にどの飲料メーカの商品が置いてあるのかをつぶやいていました。
それにより、自販機ごとに「会社」が決まっていて、それによって中身の商品のラインナップがある程度決まるということを知っていきました。
「会社」というのは、飲料メーカーそのものを指しているわけではなく、「オペレーター」、つまり自販機の保守・補充・点検を行っている会社のことで、飲料メーカー子会社(東京キリンビバレッジサービスなど)のだったり、飲料メーカーと契約している専業オペレーター(ジャパンビバレッジなど)だったりします。
コンピュータリテラシーのPPT課題で提出したものです。
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年12月17日
(表紙略。最初の方だけ字幕も加えました) pic.twitter.com/I33SarbP14
結構複雑な業界なんだよというのをまとめたスライド。(パロディに走りすぎてあまり理解できない説あり)
西早稲田・水紀行(第51回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年7月31日
61号館1Fものづくり工房就職資料室
キリンの自販機。ダイドー・ヤクルト・レッドブルが揃っている。
この大学のキリン機のオペレータは全て東京キリンビバレッジサービス。 pic.twitter.com/iArXS2hlvL
例えば、ここで自販機上部に「KIRIN」のロゴが入っているものを「キリン機」と称しているのですが、西早稲田キャンパスにおけるキリン機は、すべてオペレーターが「東京キリンビバレッジサービス」であるのが特徴です。この会社は、キリンビバレッジの100%子会社で、「キリン機」のオペレーター事業を行っています。ややこしいのですが、キリンビバレッジ本体の自動販売機部門とは別です。本体の自販機部門は、自販機の機材開発、自販機本体の貸与、自販機限定商品の企画などを行っている所で、2015年には「キリンビバレッジバリューベンダー」なる事業会社が誕生しました…が、2019年1月1日をもって再び本体に統合されるようです。こういう、「企業の統合」的なものは私の大好物でして、検索にも熱が入ってしまう…
https://www.kirin.co.jp/company/news/2018/0807_01.html
で、キリン機に実際に入っている商品を提供しているのが飲料メーカーで、キリン機の場合はもちろんキリンビバレッジなのですが、それだけではなく、キリンの自販機部門と提携を結んでいる企業の商品も入ります。
まず、2003年にヤクルトと提携を結び、互いの自販機で商品を提供するようになりました。
https://www.yakult.co.jp/news/article.php?num=119
2013年には、レッドブル社商品の、自販機での販売ライセンスを結びます。
https://www.kirin.co.jp/company/news/2013/news2013031901.html
そして、2016年には、自販機での売り上げの割合が非常に大きいことが特徴の、ダイドードリンコとも提携を結びます。
https://www.kirin.co.jp/company/news/2017/0306_01.html
たとえば、学生ラウンジにあるキリン機でレッドブルの商品が買えるのも、この提携があるからなのです。
西早稲田・水紀行(第44回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年7月24日
51号館2F学生ラウンジ
キリンの自販機。
キリンはレッドブル・ジャパンとも提携を結んでいて、ここはダイドーとレッドブルの商品を置いている。 pic.twitter.com/SIhGlUR4dt
一方清涼飲料水業界1位であるところの日本コカ・コーラは、自社の子会社以外での自販機で見かけることはありません。かつての弱点であった「緑茶飲料」も、綾鷹がヒットしてからは安泰になっているので、提携なんかしなくても、単独で生き残れそうです。
長く続いたキャンパス巡り、途中でツイートの文字数制限に画像URLが含まれなくなり、語れることが増えたりもしたのですが、第61回で(見逃している所を除いて)全ての自販機を周りきってしまいます。
そして、第62回…
西早稲田・水紀行(第62回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年9月24日
しばらく自販機メーカー編です。
富士電機(1)
自販機業界のトップメーカー。
キャンパス内ではカップ機などの変わりものばかり。
登場回は全てのAPEX機、第1,3、37回など。 pic.twitter.com/7iTHvKFZsG
自販機の横に取り付けられている銘板の写真を撮るようになります。
そう、自販機そのものを作っている電機メーカーの存在も忘れてはなりません。
カップ機大手の「アペックス」と「富士電機」などのように、必ずコンビで登場する会社もあります。こういった特殊な自販機は共同開発のことが多いです。
西早稲田・水紀行(第68回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年9月30日
第1回の湯呑み
スリーラインのメラミン製反湯呑(若草色)。
画像はお茶(定量)を入れた状態。
軽くて丈夫で長持ち。
裏に番号が振ってあるので暇があれば並べてみよう。 pic.twitter.com/6xmK1m0lLf
第68回から、「容器編」が始まります。
容器を作っているメーカーというのも当然ありまして、特に紙コップ大手の「東罐興業」さんは度々登場しています。
今はもう見れない柄のコップも登場しています。貴重な記録と言えるのかどうか。
西早稲田・水紀行(第81回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年10月31日
営業許可証(1)
カップ式自販機は水道により供給された水を使い機内で調理をしているため、喫茶店営業(自動販売機)の営業許可が必要となる。
営業者は自販機のオペレーター。
なお、普通の自販機は中の商品が食品衛生法の規定をクリアしているため問題ない。 pic.twitter.com/zGW6cbUlwq
第81回からは「営業許可証編」。
もう、ただ回るだけの企画ではなくなっていて、半ばライフワークとなることが決まってしまいました。
実は、水紀行が完結してから他の企画をやろうという構想もあったのですが、もう水紀行以外をやることはなさそう。
西早稲田・水紀行(第84回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2016年11月23日
今回からオペレーター編。
コカ・コーライーストジャパン
日本最大のコカ・コーラボトラーであり、グループ会社を通じてオペレーター事業も行う。
日本コカ・コーラ製品のみを扱う。
2017年にコカ・コーラウエストと統合する予定。 pic.twitter.com/wqZypnp9MA
第84回からはオペレーター編。
自販機統一ステッカーと、ルートトラックの写真を撮っていきました。
ルートトラックというのが、「自販機のお兄さん」が乗ってくるトラックのことで、いつどの会社のトラックが来るのか分からないので、すべての会社のトラックの写真をそろえるのにかなり苦労しました。
西早稲田・水紀行(第126回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2017年6月9日
今日で第1回の投稿から一年たつが、ここで初めて伊藤園のルートトラックに遭遇。
理工キャンに伊藤園の自販機はないが、コカ・コーラと並んで自社流通を基本としている会社なので、売り場がわずかであってもトラックが来るのは考えてみれば確かである。 pic.twitter.com/LxQqNyYthO
見つけた時特にびっくりしたのがこちらの伊藤園のトラック。
そう、伊藤園の自販機はキャンパス内には存在しないのですが、伊藤園もまた、すべての物流を自社で完結させています。自社の強みである、緑茶飲料1位「お~いお茶」を武器に、きめ細やかな営業を行っています。
例えば感心したのが、商店街を歩いていた時に見かけたおにぎり屋さんで、おにぎりとセットでお~いお茶を売っていたのでした。完全に私の想像なのですが、こういった営業は早い者勝ちで、しかも一社独占販売にするかわりに仕入れ値を下げるというwin-winな構造が築けているのだろうなと思ったのです。
西早稲田・水紀行(第98回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2017年1月8日
コンビ機に対する概念が「メーカー機」。
例えば、普段「サントリーの自販機」というのは「サントリーフーズのメーカー機」を指す。
メーカー機は、飲料メーカーあるいはその自販機事業会社から自販機本体の貸与を受けることができる一方、置ける商品が制限される。 pic.twitter.com/ZdQuN90uxa
第98回からは、自販機を貸与している会社の銘板。自販機にはいろんな標示があるのです。
時期によって、企業統合の跡が見えたりするのも面白いです。
例えば前述の、キリンビバレッジバリューベンダーの銘板は、西早稲田キャンパスにはなかったのですが、西早稲田駅ホームのキリン機で見ることができます。その自販機が2015年~2018年の間に設置されていることが分かります。
そう、本当は大学の外まで探索範囲を広げると、もっと大局的な話がいろいろできるのですが、本当にキリが無くなってしまうので、あくまで大学構内に限定しているという感じなのです。
西早稲田・水紀行(第120回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2017年2月28日
連載最終章は地図作りです。
まずは地下1階とドライエリア(空堀)。
EJはイーストジャパン、PSはポッカサッポロの略です。 pic.twitter.com/xW1Z367Kz5
120回に入り、ようやく当初の目的であるマッピングに入ります。
マッピングに使ったこの地図、実は自分でペイントで描いています。これを作るのに時間がかかった…
漸く終わるのかと思いきや…
TWIns・水紀行(第1回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2017年5月8日
1階休憩スペース
ジャパンビバレッジの42ボタン自販機。
サントリー、アサヒ、ポッカサッポロ、UCCに加えて理工キャンではJB非取扱であったキリン、レッドブルもある。つまりTWInsにキリン機はない。 pic.twitter.com/XNOU8aFgGf
TWIns編がスタート。自分が電生の学生でよかったと思えた時ですかね(?)
初めからタイトルを「早稲田・水紀行」とすれば、連番で行けたのでしょうが、まぁこうなるとは思っていなかったので…
早稲田・水紀行(第1回)
— げんたろう (@xxgentaroxx) 2017年7月13日
1号館3F
東芝の冷水専用床置プレッシャー型水道直結自動洗浄式ウォータークーラー「Myfresh COLD」。理工キャンにはない。
なお、1号館の1階と2階は改修工事中。 pic.twitter.com/DqMyrq6Rts
最後の最後に、現在も連載中の本キャン編。理工とは違う「エコロジー」が広がっていて、見識が広がります。
最近は更新がさぼりがちですが、つぶやくネタがないわけではないのです…むしろたまっていて消化しないといけなくて…でもちゃんと書きたいので時間が取れなくて…
最後の最後の最後になりますが、ここまで続けてこれたのは、いつも読んでくださるフォロワーの皆様のおかげです。
なんだかんだ楽しみにしていてくれる方がたくさんいて、次のネタを探す原動力になっています。本当にありがとうございます。
・・・こんな密度の記事を毎回書いていて、一体いつになったらアドカレが終わるんだ???