山げんき研究所 | 研究所★研究所~小さな研究所とぼくたちのミッションと~

研究所★研究所~小さな研究所とぼくたちのミッションと~

世界には星の数ほど、研究所があります。ぼくが住んでいる京都府綾部市には数えただけでも4つもあります。グンゼ研究所、京都府畜産研究所、NPO法人間伐材研究所、そしてぼくの半農半X研究所。研究所とはミッション。すてきな研究所を探す旅にでかけましょう。

今日の半農半X研究所の楽天ブログ
「半農半Xという生き方~スローレボリューションでいこう」に
こんなことを書きました。
 
***

エンヤの「ウォーターマーク」を久しぶりに聴いていたら
解説書にこんなことばが載っていました。

エンヤは18~20歳のとき、兄や姉たちの
ケルト音楽のバンド「クラナド」に参加。

クラナド時代に、私はいまの自分の音楽である
トラディショナルとハイテクサウンドとをブレンドさせた
スタイルを見つけだし、発展させていった。

自分のスタイルを見つけだし、発展させていく。

みんなそんな道を歩んでいくのですね。

ぼくの仕事は半農半Xというスタイルを
発展させていくことかな。

サステナブルな小さな農とミッション(天職)とをブレンドさせた
スタイルを見つけだし、発展させていく、という道。

自分スタイルの発見のキーワードの1つは
ブレンドかな。

いろいろ調合してみましょう。
 
***
 
まだお出会いしていないけれど、
あこがれの翻訳家・環境活動家の枝廣淳子さんは
 
天職発見法として
 
好きなこと×得意なこと×大事だと思うこと
 
をあげておられます。
ブレンド。

今日、ご紹介する研究所は
 
「境界×山の手入れ×写真」という
好きなこと、得意なこと、大事だと思うことの
3つをかけあわせて生まれた「山げんき研究所」(大阪)です。
 
代表は大先輩の山尾元気 志太郎さん。  
 
「21世紀は“1人1研究所”の時代」。
ぼくはこれからこんなビジョンを提唱していこうと思っているのですが、

「山げんき研究所」が今年1月27日、設立されたときは、
ほんとうにうれしく思いました。  

いま、ユニークポジショニングって、とっても大事だと思うのですが
山研は、ユニークな「型」をもつ研究所ですね。

すてきな研究所がこの世界にまた1つ誕生したこと
とってもうれしいです。
以下は、「山げんき研究所」からのメッセージです。

元気な山を次代への贈り物にしたい。


【はじめに】

昔から「木を育てるのに50年、人を育てるのに100年かかる」と言われています。
みんなで山に入って木と人をいっしょに育てましょう。

山の手入れをすれば、
山が元気になる。
人も元気になる。
コミュニケーションも生まる。
心豊かでスローな暮らしができる。

草刈り、枝打ち、間伐をして、スッキリした山に腰をおろしてお茶を飲むあの気分は、
すがすがしくて何とも言えない良い気分です。

ご先祖様から受け継いだ山、コツコツ働いて買った山、山は一生ものです。
子供、孫・・・・・後世まで受け継がれます。

先人から受け継いだ山を手入れして、私たちの生まれたときよりは少しなりとも
良くして後世に渡したい。

【山げんき研究所とは】

山の場所と境界を明確にして、草刈り、枝打ち、間伐作業を行い、活動をとおして山
も人も元気になり
山と人の心にうるおいをもたらすため共に考え行動する研究所です。

なぜ山が荒廃していくのか?
①場所不明
②境界(範囲)不明
③山林所有者の高齢化
④世代交代
⑤木材価格の低迷・・・


【研究所設立理由】

2つのきっかけ。

■1つは、一人暮らしのおばあちゃんのこんな悩みからはじまりました。

『夫が10年前に亡くなりましてね~。

私は足が悪くて、杖を使って平坦な道を歩くのがやっとなんですよ~。

家の裏にある夫の墓に水と花を持って歩いて行くのが精一杯なんです。

自由に歩けたら自分とこの山にも行ってみたい、もう何十年も行っていません。

山の手入れは全部夫に任せていました。

山の場所はだいたい分かるけど、境界がよく分かりません。

だからシルバー人材センターの人たちにも手入れを頼めないんですよ。

山のことがずっと気になってます。夫と2人で働いて買った山なのに・・・。

荒れ放題になっているでしょうね~。

その他にご先祖様から受け継いだ山もあるんだけど、その山にも何十年も行っていません・・・。

何とかしたいけど、何ともならない・・・。私がいなくなったら、ますます山の場所
と境界が分から

なくなって荒れるでしょうね~。夫とご先祖様に申し訳ない・・・。』


私は、この話を聞いてハッ!としました。
山、手入れ、境界。コレは私の好きなこと、得意なこと。使命!?天職!?


■きっかけその2

山林所有者の世代交代

世代が変われば、山の場所や境界が分かりにくくなります。山に対する想いも弱く
なります。

私の父は27歳の時に初めて山を買いました。
その後も徐々に買い足して、2004年現在で5箇所の山があります。
山の総面積25,087平方メートル=7,600坪=2町5反2畝29歩。
甲子園球場の半分強ぐらいの広さです。
私は幼いころから父に連れられて、毎週山の手入れに行っていました。
そして2004年1月、父は5箇所の山の手入れを私に任せて天国へ戻って逝きました。

私は今40歳です。まだまだ若い!と思っています。
ラグビーで鍛えた足腰で今だからできること、すべきこと、をやりたいと思っています。

世の中には、山の場所や境界不明、手入れで困っている人が他にもいらっしゃるのでは?
人の役に立てて、喜ばれて、環境にも良くて、人々とのコミュニケーションが生まれて、
山と人が元気になればこんなに良いことはない!!と思ったのです。

【夢の実現に向けて】

2005年1月27日『山げんき研究所』を自宅の一室に開設しました。
具体的な業務はまだ行っていません。これからです。

私には今2つの不安があります。

1つは、いくら私が「よしっ、これだ!この業務を実践しよう」と思っていても、
他人の役に立たなければ何もなりません。ニーズがなければ単なるひとりよがりで終
わってしまいます。

もう1つは、自分の収入をどうやって確保するか。
妻、子供3人が暮らしていける多すぎず少なすぎない収入を確保しながら「この想
い」を
どうやって実現し継続するか、ということです。

【山げんき研究所の業務構想】

1.受託

2.資料調査
   ・市町村調査・・・名寄せ帳、地籍調査データ、森林施業図等

   ・法務局調査・・・公図、地籍図、地積測量図、登記簿等

3.現地調査
   ・現地確認、山林所有者同行、地元精通者及び古老等からの聞き取り調査等

4.報告書作成
   ・山の場所と境界(範囲)が分かる報告書を、写真入りで高齢者にも分かりや
  すくまとめる

5.山の手入れ
   ・草刈り、枝打ち、間伐
   ・シルバー人材センター、森林作業所等への作業依頼及び現地案内、境界説明。

6.年1、2回定期的に山の手入れを実施。(報告書を、手入れする人に見せるだけ
  で山の場所と境界が分かります。)

【プロフィール】
2005年1月27日 山げんき研究所 設立

代表 ニックネーム 山尾元気 志太郎(やまおげんき したろう)
1964年10月鹿児島生まれ。大阪府在住

好きなこと:山に入ること。山の手入れ。
           写真を撮り歩くこと(自称「里山フォトグラファー」)。
      田舎の四季の風景をぼんやりながめること。
      野菜づくり。米づくり。まちづくり。
      ギター。ウォーキング。ラグビー。

得意なこと(経歴)
   ・境界確定歴15年(官公庁、大手民間企業、個人所有者等からの依頼による
実務経験)
   ・山を愛し続けて30年
   ・測量業務歴22年
   ・写真歴10年
   ・現在、調査・測量・設計の会社に勤務しています。
    主に土地の境界に関する法務局調査、行政調査、現地境界立会等をやっています。

欲しいもの:囲炉裏のある家。農ある暮らし。

資格 
 ・土地家屋調査士・・・境界の専門家(調査士会登録はしていません)
 ・造園施工管理技士
  ・測量士補
 ・土木施工管理技士
 ・車輌系建設機械免許・・・間伐材の搬出に威力を発揮するかも!?
 ・大型特殊免許
 ・宅地建物取引主任者(不動産業はしていません)
  ・里山ねっと・あやべ 21世紀の他火研究所 研究員
 ・あやべ里山そば塾 第2期生、成績優秀で!?卒業

大きなことはできません。
でも、私が行動を起こすことで、1人でも多くの山林所有者や関係者の方々が
喜んでくださればそれでいい。
自分にできることからはじめよう。
10年後には4人に1人が65歳以上になります。
今、いま動きはじめよう。

※拙文(設立へのメッセージ)も載っています。
http://plaza.rakuten.co.jp/yamagenki/2000
山さん、お互いのエックス、がんばっていきましょう。
 
2005.5.8
研究所★研究所 塩見直紀

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