臨床心理士マーティソのメンタル日記

臨床心理士マーティソのメンタル日記

臨床心理士はこころの専門家だから、悩んだりしないと思っていませんか?とんでもありません。臨床心理士も普通の人です。日常で感じたことなどせきららに綴っていきます。

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ある有名な科学者の一説によると、この世の全てのなかで唯一絶対的なものは光の速さなんだそうです。それ以外のもの、例えば時間とか空間でさえ、歪んだり伸びたりするし、ありとあらゆるものは変化すると。


この世の全ては相対的にできていて、それに対する見方、感じ方、考え方はその全てが間違っていて、その全てが正しいのだと。   (By Saltiness)


なるほどー。どうりでいろんな人が言いたい放題言っている訳だ。昨日までAとされていた学説が、明日からBとなるなんてことはよくある話で。だから、何がその人にとって真実かはその人の心が決めるものだと思っていました。その人にとってプラスになるなら真実、マイナスになるなら間違いであると。


そんな考えが確信になったのはつい先日の1月31日(日)のこと。するとどうでしょう。昨日、カウンセリングを行った統合失調症のクライアントさんがこんなことを言っていました。


「こうあるべき」とか「こうに違いない」という言葉(妄想の症状だったよう)は一見正しそうに見えて心に負荷がかかる。あるときから「本当にそうかな?」と疑問を抱くようになってから変わってきた。そして、「また言ってるわ」とか、「ふーん、そんなこと思ってるんだ」とうまく無視できるようになると、それでも残る言葉がある。それは自分で「よし!」と思える言葉で、これは自分にとって真実なのだと思います。


と。やっぱり自分と向き合っている人の心は違いますな。ちなみにその人はこんなことも言っていました。「倒れないようにすることが大切なのではない。倒れた後に起き上がるのが大切なんです。」と。


そして、自分と同じような考えを持っている人を引き寄せてしまったことにもちょっと鳥肌。こういうシンパシーはカウンセリングをしていると「あるある」のようですね。